- SESエンジニアに転職して1年目で年収450万円
- 3年目の現在は年収500万円、残業ゼロ。
- 先輩と受託開発案件の上流工程にアサイン
- 未経験転職は「自社開発企業」「受託開発企業」が安全
この記事では、X(旧Twitter)で取材協力いただいたエンジニア(Sさん)の体験談を紹介します。
エンジニア業界は過酷な労働環境がよく話題に上がりますが、中にはホワイト環境でSES業務に取り組むエンジニアもいます。
今回は営業職から転職し、海沿いで快適なエンジニアライフを送るSさんに聞いた仕事・転職事情をお伝えします。
Sさんは3年目で年収500万円を突破しているので、駆け出しエンジニアや未経験者は参考になる話が多いですよ!
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質問内容
回答内容
営業からエンジニアに転職|未経験から年収約100万円アップ
こんにちは!まずは簡単に経歴を教えてください。
SESエンジニアに転職して3年目になります。年齢は20代後半で、現在の年収は500万円です。
以前は営業職をしていましたが、プログラミングスクールでスキルを身に着けて今の会社に就職しました。
Sさんはプログラミングスクールを活用し、営業職からエンジニアに転職しました。
転職直後の年収は450万円だったそうで、営業時代の年収360万円と比べて、すでに1年目の時点で90万円の年収アップを実現しています。
そこから年収はさらに上がり、3年目の現在は500万円とのことです。
20代後半からプログラミングを学び、年収も大きく伸びているSさんの事例は、「営業職で悩む人」「未経験者」といった多くの人に希望がある話ですね。
ホワイトSES企業の待遇|待機中も給与満額保証
現職は待遇が良さそうですが、SES業界でよくある「待機中は給料出ない」などのカラクリはあるのですか?
待機中でも給料は満額保証されています。唯一、待機が発生するとボーナスが減りますが、その点についても入社前にきちんと説明がありました。
僕はこれまで3年働いていますが、待機は一度も発生していません。会社が積極的に社員へ還元してくれているので、ホワイトな企業だと感じています。
SES企業の中には正社員であるにも関わらず、「待機中は給料なし」といった会社も存在します。
しかしSさんの会社では、待機中も給与は満額支給。ボーナスは多少減るそうですが、入社前にこれらの情報が開示されていたとのこと。透明性があり、社員に対して誠実な対応をする優良企業だといえますね。
加えて、Sさんは過去一度も待機経験がないとのこと。中には待機期間が1年に及ぶ会社もあるので、同じSES業界でも「仕事の安定性」には雲泥の差がありそうです。
未経験者からSES企業のリアル|1年目から受託開発にアサイン
SES企業では、未経験者がコールセンターや工事現場の作業員に回されるケースもあると聞きます。Sさんもそのようなことがありましたか?
僕の場合、1年目から受託開発の案件にアサインされました。Webシステムの新規立ち上げから追加機能の開発案件など、上流工程から下流工程まで経験できました。
Sさんは1年目からWebシステムの受託開発案件に参加し、新規立ち上げや追加機能開発など、多岐にわたるプロジェクトを経験してきたそうです。
エンジニアとしての市場価値が飛躍的に高まるのは「実務経験3年以上」とよく言われます。3年目にして上流から下流までを経験してきたSさんは会社を選べる立場として、今後キャリアアップや転職先で困ることはなさそうですね。
未経験者に向けたアドバイス|SESの実態とおすすめ転職先
SES業界では、開発案件にアサインされるかどうかは運次第という話も聞きます。実際にそう感じることはありますか?
そうですね、確かに案件にアサインされるかどうかは会社の状況や市場のタイミング次第で決まる部分も大きいです。僕が1年目から受託開発の上流工程に入れたのは運が良かったのかもしれません。
ただそれだけではなく、自分の努力や会社がしっかりとした判断基準を持っていることも影響していると思います。
SさんはSES業界の「運がキャリアに与える影響」を冷静にとらえています。
未経験者としてSES企業に入社する際、開発案件に携われるかは本人の努力に加えて、
- 会社の案件判断基準
- 営業担当者の案件保有状況
- 市場全体のタイミング
といった要素も重要になり、これをSさんはひと言で「運ゲー」と表現しています。
Sさんが言うように、未経験者はSES企業よりも「自社開発企業」「受託開発企業」に入った方が、運に左右されないキャリア形成ができそうです。
まとめ
この記事では、エンジニア1年目から年収450万円を達成したSさんの体験談を紹介しました。
未経験出身でSESエンジニアとして働く人の中には「年収250万円」でスタートする人もいます。
(*Mさんの体験談は近日記事にする予定です)
3年目で年収500万円を達成したSさんは、間違いなく未経験転職に成功したといえるでしょう。
エンジニアの市場価値は”実務経験3年”から大きく伸びるので、すでにWeb開発の上流から下流を経験しているSさんは、年収アップ・キャリアアップの黄金ルートに乗ったと言えますね。
Sさん自身は「SESキャリアは運ゲー」と言っていましたが、個人的には
- プログラミングスクールでWeb開発をガッツリ学び、
- 個人開発に取り組んでさらなるスキルアップに取り組む。
といったSさんの未経験時代の取り組み・努力が、転職成功に大きく関係したと思います。
Sさんの要望にでプログラミングスクール名は伏せていますが、本サービスはWeb開発に特化したプログラミングスクールであり、業界トップクラスのカリキュラムが組まれている有名サービスです。
そのプログラミングスクールを卒業し、個人開発まで取り組んだSさんは、すでに入社時点で一定の開発スキルが備わっていたと予想できます。SES営業の担当者も、安心して1年目のSさんに案件紹介できたのでしょうね。
未経験からエンジニアになって高年収を目指すなら、いまだに需要が多い「Web」の領域がおすすめです。需要のない場所にお金は落ちませんからね。
- 案件数が多いWeb系の領域で一点突破する
- 基礎からしっかりとWeb開発スキルを身につける
- 転職活動時や入社後に自分のスキルをアピールする
この3つを愚直に実践すれば、Sさんと同じ「年収アップルート」に乗ることができるでしょう。
社会人向けのプログラミングスクール27社を比較した記事もあるので、リスキリングに取り組んで年収アップを実現したい人はぜひチェックしてくださいね!
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