- 未経験からエンジニアに転職ってできる?
- プログラミングスクールには入るべき?
- エンジニアを目指すときの注意点やポイントは?
このようなお悩みを持つ人に向けて、本記事では筆者自身の経験をもとに、コスパ良く最速でエンジニアになるための具体的な手順を解説します。
記事の後半にはエンジニア転職の失敗パターンや必勝法、便利サービスを紹介。最後によくある質問をまとめました。
プログラミング学習の始め方から転職成功まで、それぞれのポイントをこの記事一本でまるっと網羅できます。
エンジニアへの転職を目指している人は、目次を活用しながらチェックしてくださいね!
ITトレンドや転職ノウハウは随時アップデートしていきます。
ぜひ本記事をブックマークして、転職成功まで何度もご覧になってくださいね!
エンジニアは資格なし・学歴不問で高年収を目指せる世界
一般的に「高収入」とされる職業は、学生時代から高い教育費用を支払い、難関資格を取得しなければなりません。
それでいて高年収ゾーンに入るまで、5年〜10年の下積み期間が必要になります。医者や弁護士がその典型例ですね。
一方でITエンジニアは、高い学歴やIT資格が全くない人でも就職・転職が可能です。
年収についても30代前後でゼロからエンジニアに転職した未経験者が、3年目にして平均年収をゆうに超えたり、中には年収800万〜1,000万円を達成した先輩もいます。
年収アップの関連記事
年収1,000万円超えのケースは珍しいですが、ITエンジニアは他の高年収職業と比べてみても、20代・30代で高年収を目指せる数少ない職種です。
「成り上がりが可能」とも言える世界です。
プログラミングスクールに入会しなくても転職できる!
未経験からエンジニアを目指すとき、
プログラミングスクールに通わないと転職できないのかな?
といった疑問を持つ人もいますが、プログラミングスクールに通わなくてもエンジニアに十分なれます。
むしろ僕自身の経験から、スクールに通わない方がIT企業の社長や採用担当者の好印象につながると感じています。
実際にプログラミングスクールを卒業した後、転職活動で面接官から
- なぜスクールに通ったのか?
- どのように学習に取り組んだのか?
- スクール以外の学習で工夫したことはあるか?
といった質問をよく受けました。
このことから企業側は、「プログラミングスクールに入れば転職できるだろう」と受け身の姿勢で転職活動する未経験者を避けていることがわかります。
独学で学べば、自分の力でプログラミング学習の壁を突破する「自走力」をアピールできます。加えて多くの人がスクールに入会してエンジニアを目指すので、独学者は転職活動で注目されやすくなりますよ。
なのでいきなりプログラミングスクールに入らず、まずは独学からエンジニアの道を目指していきましょう!
僕の転職先には、プログラミングスクールに通わずに独学だけで内定した文系出身の同期がいました。
独学でも転職は十分可能です。安心して学習を進めてくださいね!
【5ステップ】未経験からエンジニアに転職する方法
ここからは未経験からエンジニアを目指す具体的な手順を解説していきます!
プログラミングの適性チェックはお済みですか?エンジニア転職の成功には、プログラミングが自分に合っているかが非常に重要です。
Progateでプログラミングに触れて興味・関心が湧いてきたら、適性検査はバッチリですよ◎
STEP1. プログラミング言語を決める
エンジニアの分野によって、学ぶべき技術や転職の難易度が変わってきます。
したがって最初のステップでは、あなたが望む「エンジニア像」から、それに紐づく「学ぶべきプログラミング言語」を決めていきます。
以下を参考にして、これから目指すエンジニアと学ぶべき技術をチェックしてみて下さい。
- Webエンジニア:PHP、もしくはRuby
- AIエンジニア:Python
- IoTエンジニア:C言語
STEP1のポイント
①細かいことは気にしない
ステップ1の重要ポイントは、学ぶべきプログラミング言語やフレームワーク技術で「クヨクヨ迷わない」ということです。
プログラミング言語は数千もの種類があります。なのでネット上では
- Web系エンジニアなら××言語を学ぶべき
- いやいや××言語はもう古い。今は△△言語一択でしょ
といったマウントの取り合い、議論が行われています。
正直このような会話は無視でちょうどいいです。ネット上の議論より「IT企業の採用担当者の思考」に注目しましょう。
IT企業の中では、使用する技術なんて案件でコロコロ変わります。このことから採用担当者は未経験者に対して、学んだ言語や技術よりも「プログラミング全般の基礎能力」を求めているのです。
プログラミングの基礎知識は、全ての言語に共通したものがあります。まずは大筋を捉えて1つの言語をじっくり学びましょう。
「大筋」は先ほど説明した以下の内容でOKですよ!
- Webエンジニア:PHP、もしくはRuby
- AIエンジニア:Python
- IoTエンジニア:C言語
今は特にWebエンジニアの需要が多いので、Webの分野を目指すとより転職しやすいですね!
②【必見】困ったらプロに相談しよう
エンジニアになりたいけど、どんな技術を学べばいいのかどうしても迷ってしまう…
このような悩みを抱えている人は、エンジニア転職に強いプロに相談してみるのがおすすめです。
IT特化型の転職エージェントなら、転職支援のほかに「キャリア面談」を受けることができます。
- ITエンジニア出身のキャリアアドバイザー
- IT企業の採用動向やトレンドを押さえている転職のプロ
といった人に、未経験からエンジニアに転職するときの「正攻法」を教えてもらえます!
具体的には、
①どんな言語や技術を学べばいいか
②転職活動ではどのようにアピールすべきか
を聞いてみると、より早く内定獲得できますよ!
未経験でも利用できるIT特化型おすすめ転職エージェントは以下の記事にまとめています。
STEP2. 計画を立てる
ステップ2では、勉強開始から内定獲得までのスケジュールを立てていきます。
プログラミングスクールに入会しなくても転職できる!の項目でもお伝えしましたが、IT企業の採用担当者は「主体性」「計画性」を面接でやたらと聞いてきます。
したがって
- はじめに勉強プランを立てる
- 計画通りに勉強を進める
といった取り組みをすれば「IT企業で活躍できる人材」の証明につながり、転職成功に近づけます!
ざっくりでいいので、大きな筋道を立てることが大切です。
参考までに僕がゼロからエンジニアに転職するまでの流れを載せておきますね。
筆者がエンジニアになるまでの流れ
- 1〜3ヶ月目
- Web制作に興味を持ち、HTML/CSSに触れる
- 4〜5ヶ月目
- プログラミングに興味を持ち、独学でJavaScriptを学ぶ
- 6〜9ヶ月目
- プログラミングにハマって転職を決意する
- 同時にプログラミングスクールに入会する
- 10〜11ヶ月目
- ポートフォリオを作りながら転職活動を開始
- 1月中旬に都内のIT企業から内定を受ける
STEP2のポイント
①「計画性」はIT企業で武器になる
IT企業は”納期”に敏感です。
システム開発では、クライアントの要望やリリース日を厳守しなければいけません。
急なシステム変更が発生したのに、リリース日は先延ばしされない…
ということもよくある話です。
計画性を持ち、タイムリミットを意識して勉強に取り組むだけでも、IT企業からみたら十分に有能認定されます。採用試験で大きくプラスに働きますよ!
②小さなゴールを設定してモチベーションを維持する
計画を立ててみたものの、なかなかモチベーションが上がらない…
といった人は、小さな目標を設定してみましょう!
- 今週は1つの機能を実装する
- 来週までに基本的なフレームワークを理解する
といった「数日で完遂できる目標」を立てれば、今やるべきことが明確になり、前に進んでいる”実感”が得られますよ!
モチベが下がったときや計画に迷ったときは、ぜひ参考にしてみて下さい!
STEP3. 勉強する
ステップ3は勉強フェーズです。ここでプログラミング学習にどれだけ時間を割くかで、転職成功までの期間が変わってきます。
ステップ1で自分が目指すエンジニアと、それに紐づく言語や技術の情報を正確にキャッチできれば、ここでの勉強も非常にスムーズ。プログラミングスクールに負けない「効率性」が生まれます。
もしも学習プランで困ったら、ステップ1のポイント②困ったらプロに相談しようをチェックしましょう!
1年以内の転職を目指すのであれば、
- 平日3時間
- 休日5時間
このくらいの勉強時間が欲しいところです…!
僕は物覚えが悪いので、休日は平均10時間勉強してました。
学習効率には個人差があるので、自分のリズムで継続していきましょうね!
STEP3のポイント
①800〜1,000時間を愚直に積み上げよう
転職先の同期やプログラミングスクール仲間に話を聞くと、スキルゼロからエンジニアになるまでに、平均800〜1,000時間の勉強を積んでいたことがわかりました。
たとえば平日3時間、休日5時間勉強できれば、
- 1週間で25時間(1ヶ月で100時間)
- 8ヶ月で800時間(10ヶ月で1,000時間)
に到達できます。
僕も勉強を始めてから11ヶ月目で内定したので、費やした勉強時間と結果からみても、これと一致しています。
1年以内に転職するか、それとも2〜3年後に転職するかで勉強のペースが変わってきますね。
自分に合ったプランでプログラミング学習に臨みましょう!
②資格勉強は捨ててOK!
未経験からエンジニアを目指す際、IT系の資格取得を検討する人もいます。
正直にお伝えすると、エンジニアになるために資格は一切不要です。僕の周囲ではITパスポートさえ、誰一人として持っていませんでした。
詳しくは以下の記事で解説しているのでぜひチェックしてください。資格勉強よりもポートフォリオ制作に注力した方が、圧倒的に転職活動で有利ですよ!
STEP3の関連記事
STEP4. ポートフォリオを作成する
基礎を積んだら次は実践。身につけたプログラミングスキルを活かして、ポートフォリオを制作していきます。
未経験からエンジニアを目指す際、どんな資格よりも「ポートフォリオ」が重要です。IT資格よりも圧倒的にプログラミングスキルやビジネス力をアピールできます。
自分自身の悩み、あるいは周囲の悩みからアイデアを広げて、1つのシステム開発に挑戦してみましょう!
僕はポートフォリオ制作を通じて職場の課題を解決しようと、簡単な動画配信プラットフォームをポートフォリオとして作りました!
STEP4のポイント
①小さく作ることがスムーズな転職につながる
ポートフォリオを作り始めるとき、どうしても「100点満点の完成形」をイメージして作ってしまいます。
そのままのイメージで突き進んでしまうと、
このシステム、いつになったら完成するんだ……
と十中八九で挫折してしまいます。
「転職活動をなかなか始められない」という問題が生まれるんですね。
この問題を未然に防ぐには、『まずは最小単位のシステムをつくる』という意識が重要です。
プログラミングの基礎能力さえアピールできれば、100点満点のポートフォリオは不要。たとえ50点、60点の自己採点だとしても、転職は十分可能ですよ。
“完璧”は目指そうとせず、まずは小さなシステムを一つ作り終えましょう!
②現役エンジニアからレビューをもらおう!
ポートフォリオがひとまず完成したら、現役エンジニアにポートフォリオを見てもらいましょう。
僕はSNSで知り合ったプログラミング仲間のつながりで、現役エンジニア数名にポートフォリオを見てもらうことができました。
技術的なことから面接試験のコツまで教えてもらえたので非常に有益でした。エンジニアのレビューは転職活動で必ず役立ちますよ!
今はオンラインコミュニティも豊富にあるので、有効活用するのもおすすめですね。
またステップ1で転職エージェントとキャリア面談した人は、そのサービスを使ってポートフォリオを見てもらいましょう!
STEP4の関連記事
STEP5. 転職活動をする
ポートフォリオが完成したら、いよいよ転職活動です。
未経験から転職して1年目で開発経験が積めるようなIT企業はきちんと存在します。身近ではプログラミングスクールの同期で僕より年上(当時30歳)の友人が
- 残業10時間以下の自社開発企業
- 週4リモートワーク
- 入社2ヶ月目で先輩と一緒に開発タスクに着手
といったホワイトIT企業に転職しました。
ワナにさえ引っかからなければ、1年目から実務を積める会社に転職できます。ステップ5の関連記事をチェックして、転職活動のワナにハマらないように注意しましょう!
STEP5のポイント
①転職エージェントと転職サイトの二刀流がベスト
未経験からエンジニアを目指すとき、転職エージェントと転職サイトを併用すると次のメリットがあります。
- キャリアアドバイザーのアドバイスをもとに、上質な転職活動ができる
- 転職エージェントで紹介してもらえなかった求人にも、積極的に応募できる
たとえば転職エージェントでは、あなたが「未経験者です」と言ったら未経験者向けの求人しか紹介してもらえません。
しかし転職サイトでは、数多くの求人を自分で選んで応募できます。少々募集要件がズレていても、気になるIT企業があったら自由に応募できるのです。
おすすめの転職サイトはWantedlyとGreenです。Wantedlyはスタートアップ・ベンチャー中心、Greenは中〜大企業が多い特徴があります。
おすすめ転職エージェントについてはこちらの記事で紹介しています。あなたに合う担当者を探してみてくださいね!
僕は当時、転職エージェントはスクール系列とリクルートエージェントを、
転職サイトはWantedlyとGreenの両方を使っていました!
STEP5の関連記事
【失敗パターン】未経験からエンジニア転職でよくある失敗
この項目では、未経験からエンジニア転職の「よくある失敗」を4つ紹介します。
失敗①独学せずにプログラミングスクールに入ってしまう
高いお金を支払ってプログラミングスクールに入ったけど、卒業する前に挫折してしまった…
という声をSNSやYouTubeでよく聞きます。
プログラミングスキルを身につけるには、その人の頭の良さよりも「相性」が重要です。相性の良し悪しがわからないまま高いお金を払ってしまうと、高確率で挫折してしまうのです。
プログラミングを習得する方法は人それぞれで、地頭の良さでカバーする人もいれば、ひたすらプログラムを書いて失敗しながらスキルを身につける人もいます。
まずは独学からプログラミングを始めてみると、自分がどんな性質を持っているのかを確認できますよ!
ハウツーで学べる初心者向けの技術書を1冊読破できれば、プログラミングスクールのカリキュラムも駆け抜けられるはずですよ!
失敗②勉強で暗記しようとする
大切なことはノートにまとめて、後で振り返る
といった勉強法を学校では習いましたが、プログラミング学習でこれをやってしまうのはNGです。
ITの仕事には必要な知識が多すぎます。仮にあなたがワンピースに登場するベガパンクほどの巨大なの脳みそを持っていたとしても、その全てを覚えることは困難でしょう。
学校のテストでは教科書を持ち込んだり、他人の回答を写すのは御法度。しかしシステム開発の現場は、
- 書籍を開きながら、
- 公式ドキュメントを開きながら、
- AIを使いながら、
あらゆる手法を用いてプログラミングしても許される世界です。
学んだことを覚えようとせず、すぐ次に進む。インプットよりも「アウトプット」を意識して勉強すると、プログラミングの学習効率は高まりますよ。
失敗③テキトーに求人応募してしまう
- 何回応募しても書類が通らない…
- ならば”未経験者OK”の求人を見つけたら、脳死で応募しよう。
このように求人をよく見ずに、テキトーに応募してしまうと高確率で自爆しちゃいます。
なぜなら世の中には「変な求人」「怪しい求人」がたくさん出回っているからです。
僕が経験しただけでも、
- 組織構造や人物が不明瞭な「合同会社」の求人
- 表向きはWebエンジニアだけど、実態は「HTML/CSSコーダー」の求人
- 面接試験ではじめて「コールセンターとの兼業」と判明したエンジニア向けの求人
といった変な求人を出すIT企業に遭遇しました。
このような求人に応募してしまうと、採用担当者の口車に乗せられて、「気づいた時には内定合意書にサインしていた」という事態を招きかねません。
IT企業に限った話ではありませんが、IT業界は面談・面接が比較的カジュアルなので、このような”怪しい求人”が目立ちます。
求人をよく見ずに応募するのはくれぐれも避けましょうね。
失敗④違和感を抱えたまま内定を決めてしまう
- やっとIT企業から内定が貰えた。だけどこの会社なんか怪しいかも…
- でも断るのはもったいない。早く今の会社辞めたいし。
といって「違和感」を抱えたまま転職してしまうのは、典型的な失敗パターンです。
これはIT業界に限らず、全ての転職に通じる内容です。内定先の会社で働く”自分の姿”が具体的にイメージできなければ、転職は控えたほうが身のためです。
転職成功者の中には内定を決める前に、「配属先の上司や先輩と、一度面談させて下さい。」と採用担当者に依頼する人もいます。
そのくらい慎重に転職先を決めてちょうどいいんですね。
- 入社後の働き方はどうなるのか
- 職場の人間関係はどうなのか
- どんなプロジェクトに携わるのか
これらを白黒ハッキリさせてから転職を決めましょう。ブラック企業は何かを隠そうとする意図があります。そこから生まれる「違和感」を逃さないようにしましょうね。
内定先がホワイト企業なら、転職者の質問や要望は快く聞いてくれますよ!
【必勝法】エンジニア転職の成功率を高める3つの策
ここでは「エンジニア転職の必勝法」と題し、転職の成功率が高まるコツを3つ紹介します。
必勝法①仲間とSNSでつながる
同じ目標を持つ仲間に出会えると、勉強や転職活動のモチベーションが段違いに高まります。
特に独学する中で孤独感を覚えやすい人は効果バツグンですよ。
毎日プログラミングに取り組めるだけでも、才能は十分にあります。孤独感で挫折してしまうのは非常にもったいないですからね。
僕はプログラミングスクールに通いましたが、結局のところツイッターを通じて仲間と出会えたことで、勉強に励むことができました。
日々の勉強やエンジニアを目指す過程で感じたことを、ぜひSNSで発信してみてください。
きっと素敵な仲間が見つかりますよ!
ダイレクトメッセージで届く高額商材やスクールの営業はガン無視しましょう。
エンジニアを目指している人は日本だけでなく、世界中にも大勢いますよ!
必勝法②ChatGPTをうまく使ってエラーで躓かない
プログラミングにはエラーがつきもの。エラーを自力で解消できずに挫折する人も多いです。
しかし今はAIの力を借りることができます。具体的にはChatGPTでプログラムのエラー箇所を特定したり、テストコードを作れたりします。
AIを有効活用できれば、プログラミングの挫折率を大幅に下げることができますよ。
「AIがプログラミングできるならエンジニア要らなくない?」と感じた人は以下の記事をご覧下さい。AIが進化したことで、むしろエンジニアが不足しています(笑)
今はプログラミングに特化したAIもたくさん登場し、最新情報をキャッチするだけでも非常に時間がかかります。
なので基礎を積み上げる段階において、活用するべきAIサービスは「ChatGPT」だけで十分ですよ!
テストやデバッグといった”末端作業”はChatGPTにお任せして、システム開発にフルコミットしていきましょう!
必勝法③最初から完璧を目指さない
エンジニアを目指す最中、そしてエンジニアとして活躍するために需要なのは、
最初から完璧を目指さない
というマインドです。
Facebookの創業者・マーク・ザッカーバーグもこう言っています。
完璧を目指そうとして小さなエラーまで解消したり、「100点に到達するまでリリースしない」と誓うことは挫折に繋がります。
どんな天才であっても、エラーが発生しないようなプログラムを作ることは不可能。
今動いている優れたサービスも、永久に稼働し続けられる”完璧なシステム”は存在しません。
失敗してOK。まずは小さな機能を1つ1つ作り上げ、微調整をしながら改良を加えていく。
ポートフォリオ制作もエンジニアに転職した後も、「最初から完璧を目指さない」というマインドが非常に大切になりますよ。
あなたが50点と思っているポートフォリオでも、採用担当者からは80点に見えることがあります。
なのでポートフォリオ制作では小さな開発から始めて、1日でも早くリリースしちゃいましょう!
プログラミングスクールの入会を考えるタイミング
プログラミング学習でどうしても孤独感を覚える人は、プログラミングスクールを検討してみるといいかもしれません。
SNSで仲間と繋がる方法もありますが、あなたの活動が広まるまでに時間がかかるデメリットがあります。
友人や仲間の存在はモチベーションに繋がります。先述しましたが、プログラミングの素質があっても「学習環境」で挫折してしまうのは非常にもったいないことですからね。
僕が一番おすすめするプログラミングスクールはRUNTEQ(ランテック)です。
受講生同士のコミュニケーションがスクール内やSNS上で活発に行われているだけでなく、エラーでつまづいている受講生に対して、
一緒にエラー解決しましょう!
と声をかけている様子も見受けられました。
学習環境から人間関係まで、スクール内が恵まれた環境であることがわかります。
僕の転職先では、同期10人のうち5人がRUNTEQ出身でした。
受講生の転職実績も豊富なので、本気でエンジニアを目指したい人におすすめしたいサービスです!
プログラミングスクールの関連記事
プログラミング学習に便利なサービス一覧
この項目では、プログラミング学習に役立つおすすめサービスをまとめています!
1. teratail(テラテイル)
teratail(テラテイル)はプログラミングに特化した日本最大級の質問サイトです。
初学者向けの質問も多く、有識者による回答率は87%と非常に高い水準を誇ります。
SNSアカウントがあればすぐに利用できるので、困ったときの助け舟として、登録しておいて損しないサービスです。
2. Stack Overflow(スタックオーバーフロー)
Stack Overflow(スタックオーバーフロー)は世界中のプログラマーやエンジニアが利用する質問サイトです。
エラー文の調査でググるとだいたいスタックオーバーフローに行き着きます。情報量が圧倒的に多いので、「自分と同じエラーで困っている人」の質問や解決策が見つかりますよ。
日本語版の情報が少ないので、翻訳ツールを使いながら質問を読み進めましょう!
僕もポートフォリオ制作では何度もお世話になりました!
3. Qiita(キータ)
Qiita(キータ)はエンジニア向けの知識共有プラットフォームです。日本のサービスで会員数は120万人を超えています。
登録すれば個人ブログのように、記事を書いて情報を発信することができます。
ベテランエンジニアの記事も多く掲載されているので、深い知識のインプットにも役立ちますよ。
記事を投稿すると、他のQiitaユーザーから「いいね」をもらえることもあり、アウトプットのモチベーションを高めることができます。
似たサービスにZennがありますが、初学では情報量の豊富さからQiitaがおすすめですね!
4. ChatGPT(チャットジーピーティー)
ChatGPT(チャットジーピーティー)は2022年秋にバージョン3.5がリリースされて以来、世界中でもっとも注目を集めている生成AIです。
プログラムのコーディングやエラー解析にも強く、質問すればわかりやすく答えてくれます。
日本語対応もスムーズで、無料プランでも精度が高い回答が得られます。学習のサポートに大いに役立つツールですね。
【Q&A】未経験からエンジニア転職でよくある質問
この項目では、未経験からエンジニアになるときのよくある質問をまとめています!
プログラミングスクールは入った方がいい?
基本的にはプログラミングスクールはおすすめできません。理由は独学でも十分にエンジニアへ転職できるからです。
高いお金を払っても良いカリキュラムが受けられるとは限りません。僕は44万円でプログラミングスクールに入りましたが、教材の質は3,000円の書籍の方が圧倒的に優れていました。
なので、まずは独学を強くおすすめします。
独学を進める中で、
- もっと仲間と繋がりたい
- 独学に限界を感じてきた
といった「スクールに入る動機」が明確に生まれたら、プログラミングスクールを検討してもいいかもしれません。
転職保証付きのプログラミングスクールはどう?
受講者の転職を”保証”するプログラミングスクールもありますが、こちらは全くおすすめできません。誰でも転職できるようなIT企業を勧められる可能性が高まるからです。
「無料プログラミングスクール」も同様の理由でおすすめできません。
誰でも転職できるようなIT企業とは以下のような会社です。
- 人手不足で残業が当たり前の会社
- 離職率が高いSES企業(客先常駐)
- テスターや雑用業務しかできない末端下請け企業
このご時世で「未経験者の転職をなぜ保証できるのか?」を考えてみると、そのサービスの”闇”に気づけますね。
*詳細は別記事の「【要注意】IT未経験からエンジニアを目指す時に気をつけたいこと」で解説しています。
エンジニアはどんな人が向いてる?
エンジニアに向いているのは、ITに興味や関心がある人です。
IT業界は技術の進化が早く、日々トレンドが変わっていきます。新しい技術に興味を持って学び続けられる人は、年収やキャリアがおのずと伸びていきますね。
文系でもエンジニアになれる?
文系出身者でもエンジニアになれます。実際に僕の周りでも、文系出身の人が独学だけでエンジニアに転職した事例があります。
50社以上の企業と面接したときは「理系出身のみを採用する」という企業は一切ありませんでした。
なので文系の人でも、安心してエンジニアを目指せますよ。
未経験者歓迎の求人は応募してもいい?
結論としては、応募しても問題ありません。大手企業や1年目から開発経験が積める優良企業も、「未経験者歓迎」として求人を出しています。
ただし、ブラックIT企業も似たような求人を発行しているので気をつけましょう。
ホワイトIT企業に転職するには、「求人を見極める目」が重要です。以下の記事で怪しい求人を見極めていきましょうね。
書類選考が通過しないときはどうしたらいい?
書類選考の通過率を高めるには、以下の施策がおすすめです。
- 勉強の過程と身につけたスキルを時系列で表にまとめる
- ポートフォリオの制作背景(なぜそのシステムを作ろうとしたのか)を明記する
これは僕がエンジニアを目指していた頃、先輩エンジニアに教えてもらった応募書類のテクニックです。
IT企業の内側の話をすると、エンジニアの求人に寄せられた応募書類は「現役エンジニア」もしくは「元エンジニアの採用担当者」がチェックすることが多いです。
過去の職歴とプログラミングが全く関係なくても、職務経歴書からガンガンアピールすることが大切なんですね。
僕は上記2つの策を講じた結果、書類選考の通過率が60%に高まりました。
ITエンジニアの仕事はAIに奪われますか?
未来は予測できませんが、多くの専門家は「エンジニアの仕事がAIに奪われるのはまだ遠い未来の話」だと考えていますね。
むしろIT企業で働いていて感じたことは、
- AIが進化したことで、非IT業界のシステム開発依頼が増えた
- 大手IT企業ほど情報漏洩を懸念し、AIサービスをフル活用できていない
ということです。AIでむしろエンジニアの仕事が増えたといっても過言ではありません。
未経験エンジニアの年収は?
未経験エンジニアの年収は、一般的に次のような相場になります。
- 1〜3年目未満:年収300万円〜350万円
- 3年目以降:年収600万円〜
ITエンジニアになればフリーランスで働ける?
フリーランスとして働くことは十分可能です。エンジニアとして経験を積んだ後、以下の方法でフリーランスとして活動している方が多いです。
- フリーランス専用の求人サイトで仕事を受注
- 知人のフリーランスエンジニアからの紹介
- 中小企業の社長に直接営業して案件を獲得
フリーランスになって「働き方の自由度」を最大限高めたいのであれば、プログラミングスキルや実務経験よりも”人脈“が大事になってきますね。
一方でフリーランスエンジニアとして「憧れのプロジェクトに携わりたい」といった希望があれば、求人サイトで魅力的に映るスキル・実務経験が重要です。
未経験からエンジニアに転職する5ステップまとめ
この記事では、未経験からエンジニアを目指す手順を5つのステップで解説しました。
ITやWebが普及してから何十年も経ちますが、未だにエンジニアは不足しています。
きっとITが進化する限り、もしくは時代が逆戻りしない限り、エンジニアの人材不足は解消しないでしょうね。
そんな人手不足が著しいエンジニア職で、収益性の高いIT業界だからこそ、未経験から転職して3〜4年で年収が飛躍的に伸びていきます。
プログラミングが義務教育に取り入れている今、システム開発の経験を早めに積めれば、5年後、10年後はマネージャー職やコンサルタントのハイクラスキャリアも目指しやすくなりますよ。
資格も学歴も問われないエンジニア転職は、まさに「人生の選択肢が増える道」といえますね!
コメント