【ブラック】倒産危機のIT企業で働く20代で4年目フロントエンジニアのリアル【1年仕事なし】

本記事の要点まとめ
  • 無謀な経営方針で株価暴落中
  • 仕事がなくてエンジニアは半年〜1年待機
  • エンジニアは過小評価されがち

この記事では、X(旧Twitter)で取材協力いただいたエンジニア(Mさん)の転職体験談を紹介します。

「IT企業に入れたらひとまず安心!」

と、多くの新卒者・未経験者は考えていると思いますが、「会社の経営方針」が自分のキャリア形成に悪影響を与えることも少なくありません。

今回のインタビューでは、IT企業のSES事業部に所属する20代で4年目のフロントエンドエンジニアMさんに、現在の仕事や会社のお話を伺いました。

あつし

入社しても開発経験が積めないような「ヤバい会社」を、この記事で確認しましょう!

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Mさんの経歴|上場企業の4年目フロントエンジニア

あつし

まずは簡単に自己紹介をお願いします。

Mさん

新卒で今の会社に入社しました。社内は主に受託開発とSES事業に分かれており、私はSES事業部の方に所属しています。
現在4年目で、年収は400万円になります。

Mさんは新卒入社後、SESエンジニアとしてフロントエンドをメインに従事しています。

上場企業に入社して安泰かと思いきや、経営状況や業績悪化に伴い、キャリアを思うように積み上げられない悩みがあるそうです。

4年目エンジニアの年収事情|経営状況がヤバい

あつし

4年目で年収400万円は少し低めに感じました。「会社全体でエンジニアの給料が低め」という傾向はありますか?

Mさん

そうですね、会社はエンジニアを過小評価する傾向が強いです。社内にはエンジニア以外のさまざまな職種がありますが、エンジニアよりも他の職種の方が昇進や昇給が早いんです。
また会社の経営方針にも、エンジニアの年収が底上げされない問題があります。具体的には、仕事がないのに新卒を大量に採用する点です。その結果、SES事業も受託開発も案件が少なく、半年から1年という長期間の待機者が続出しているんです。

Mさんの年収は4年目で400万円。これはエンジニアの中ではやや低い水準です。

僕の友人や、過去に取材したエンジニア達をみると、「年収400万円」は2年目で突破できる水準です。

エンジニアは社内で過小評価され、さらに経営陣が新卒者を毎年大量に採用し続けている事実。

働き盛りのエンジニアたちは活躍する場もなく、待機することが多いみたいです。

倒産危機のIT企業で働く20代4年目エンジニア_待機者続出1

ちなみにMさんが働く会社では、近年で社員を数万人規模に増やす採用計画が掲げられているそうです。

この計画に囚われた経営陣は、社内の仕事量を無視して新卒者を大量に採用。その結果が、Mさんが言う「待機者続出」、ひいては『エンジニアが活躍・評価されない環境』につながっているのでしょう。

倒産危機のIT企業で働く20代4年目エンジニア_待機者続出2

経営不振の上場企業で働くエンジニアの悩み

あつし

最後に、今の会社に対して率直な想いや不満を教えて下さい。

Mさん

弊社はSDGsや環境問題に積極的に取り組んでいますが、そんなことよりも直ちに会社を立て直してほしいです。
若手社員も多く辞めています。雑な経営を早く見直してほしいです。

企業がSDGsや環境問題に取り組むのは重要なことですが、現場の社員からすると

  • 環境問題より社内の問題を解決してほしい
  • 1年も仕事がないと不安になるから案件を増やしてほしい

というのが本音でしょう。会社の経営が不安定であるにもかかわらず、社外の問題解決にリソースを割いていては、経営陣と社員との溝は深まるばかりです。

また、成長意欲を持って入社した若手社員が実務ゼロの「待機期間」を経験したことで、モチベーションを失って退職するケースも多いとのことです。

倒産危機のIT企業で働く20代4年目エンジニア_若い人が辞める職場

「賃上げ」がトレンドの現代で初任給が19万円という低水準では、優秀な新人エンジニアほど早く見切りをつけて他社に転職するでしょう。

まとめ|倒産危機のIT企業で働くリスク

この記事では、倒産危機のIT企業で働く20代で4年目フロントエンジニアの体験談を紹介しました。

Mさんのインタビューを通して、「仕事がない」という一風変わったエンジニアのリスクが浮き彫りになりましたね。

経営陣の無謀な新卒採用により、案件がない状態で待機を強いられるエンジニアが増加。

  • 開発経験が思うように積めない
  • 仕事の機会がないから一生評価されない
  • なんならお金のために残業したいが叶わない

このような不満は募る一方です。

会社の将来性に疑問を感じる社員が多く、特に若手社員の退職が相次ぐ状況が続けば、企業全体の崩壊も避けられないかもしれません。

このような会社に入社してしまえば、エンジニアとしての成長機会を失ってしまいます。

新卒者や転職者は、内定を受け入れる前に、

  • 決算報告書
  • 株価の動向

これらを企業分析で確認しておく必要がありますね。

実際にMさんが所属する会社の株価は、コロナ禍の1/3。倒産危機があった過去と同じ水準だそうです。

倒産危機のIT企業で働く20代4年目エンジニア_株価暴落1
倒産危機のIT企業で働く20代4年目エンジニア_株価暴落2

就職や転職、将来のキャリアを確実に成功させるためには、「企業分析」に懸かっているかもしれません。


あつし

現在、X(旧Twitter)でIT業界の転職体験談を募集しています。

お礼として過去の取材データ(黒塗りなし版)閲覧権を配布しているので、興味がある方はXの固定ポストをご確認下さい!

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