- 【年収】オンプレ時代480万円→現在クラウド系600万円
- 年収アップのコツは資格と経歴書
- あえて派遣を選ぶ理由は「身軽さ」
- AWSエンジニアを目指すならSAA必須。SAP有効
この記事では、X(旧Twitter)で取材協力いただいたエンジニアの体験談(Jさん)を紹介します。
正社員ではなく”派遣社員”としてエンジニアのキャリアを築いているJさん。そして現在は年収600万円に到達したとのこと。
年収アップの方法や、本人が考える「キャリアアップ戦略」を共有していきます。
特にインフラ領域でキャリアアップを考えているエンジニアは、参考になる点が満載ですよ!
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質問内容
回答内容
経歴:派遣インフラエンジニア3年目で年収600万円
こんにちは!まずは簡単に経歴を教えてください。
現在は派遣社員のAWSエンジニアとして、インフラの構築から運用まで担当しています。
前職も派遣でインフラエンジニアをしていました。主にオンプレのサーバー監視業務を行っていましたが、昨年クラウドエンジニアにキャリアチェンジしました。
Jさんは派遣のインフラエンジニアとして、これまでにオンプレでのサーバー監視業務を行っていました。今ではAWSエンジニアとして、クラウド環境でのインフラ構築に携わっているそうです。
【Jさんの経歴】
- 前職→インフラエンジニア(1年):オンプレ監視
- 現職→AWSエンジニア(現在2年目):クラウド構築・保守
次からは「資格の重要性」「あえて派遣社員として働く理由」を紹介していきます。
インフラエンジニアのキャリアと資格の重要性
今はクラウドエンジニアを目指す人も多いと感じています。JさんがAWSエンジニアに転身する際、評価されたスキルや資格はありますか?
AWSエンジニアに転向する際は資格がとても役立ちました。インフラ系のメジャーな資格を所持していたので、その点を評価されたと思います。
Jさんは資格取得がキャリアアップで評価されたと言っています。本人の希望で資格名は黒塗りしていますが、Jさんが保有するのは全てメジャーなインフラ系の資格です。(全3種類)
(Jさんから聞いた「AWSエンジニアになるためのおすすめ資格紹介」は記事の後半で紹介します。ぜひチェックして下さいね。)
インフラエンジニアやクラウドエンジニアを目指す人は、ベンダー資格を持つと転職に役立ちそうです。
SNSではたびたび、「エンジニアは資格不要説」が議論されています。しかしインフラ分野に関して言えば、積極的な資格がキャリアアップにつながるでしょう。
あえて派遣エンジニアとして働く理由
AWSの実務経験を持っているJさんなら、転職して正社員になるのも難しくないように感じます。
なぜ正社員ではなく、派遣社員を選んでいるのですか?
正社員として働くと、もし自分が希望する技術に携われなかったとき、別の案件に移ることが難しくなります。
その点、派遣社員なら柔軟に現場を変更できます。希望する技術を学びながらスキルアップがしやすく、自分の理想のキャリアに近づきやすいと考えています。
Jさんがあえて派遣社員として働く理由は、派遣社員の方が希望する技術を磨きやすいからだそうです。
たしかに正社員として働くと、配属先や担当するプロジェクトは「会社の判断」によって決まります。自社開発や受託開発、SES企業でもこの傾向は同じです。
特にSESエンジニアの中には、「紹介された案件には必ず応募しなければならない」というケースもあります。その点、派遣社員は正社員より柔軟に動けるため、自分に合った案件を選びやすいと言えるでしょう。
ただし、派遣社員にはボーナスや福利厚生が少なかったり、希望する案件に配属されても「契約がいつ終了するか分からない」という雇用面のリスクがあります。
- 「不安定」というリスクを背負ってスキルアップを目指すのか
- 「安定性」を保ちながら、与えられた環境でキャリアアップを目指すのか
このような判断は、それぞれの「リスク許容度」に応じて選択していく必要があるでしょう。
インフラエンジニアとして年収とキャリアを高めるコツ
前職の年収480万円から、現在は年収600万円と飛躍的に伸びていますが、この要因は何が考えられますか?
資格を取得して職務経歴書を作り込みました。そのうえで派遣サイトで積極的に応募したことでスキルアップが叶い、年収アップに繋がったと思います。
資格については、AWSエンジニアを目指す人なら「SAA*」は必須。さらに「SAP*」を持っておけば、案件獲得で有利に働くと思います。
- SAA:AWS Certified Solutions Architect – Associate
- SAP:AWS Certified Solutions Architect – Professional
派遣エンジニアとして年収をアップさせるためには、まず資格取得と職務経歴書の作り込みが重要だとJさんは言います。
自分の保有資格やスキルをしっかりアピールできるように応募書類を作り込み、とにかく積極的に派遣サイトで応募したとのこと。
その結果、AWSエンジニアとして年収600万円に到達しました。
- オンプレのインフラエンジニアからキャリアをスタートする
- 積極的に資格を取得して、ステップアップするように実務経験を積む
- 実務経験を活かし、需要が多く高単価案件豊富なクラウド領域へキャリアチェンジする
この3ステップは、インフラエンジニアが年収アップ・キャリアアップする王道ルートかもしれませんね。
加えてAWSエンジニアを目指す場合、「SAA」はほぼ必須、「SAP」も取得しておくと有利とのことなので参考にしましょう。
一方でポートフォリオ制作は、”熱意のアピール”には繋がるかもしれないとのことです。
まとめ
この記事では、30代で派遣エンジニアのJさんから聞いた「年収600万円を突破するまでのキャリアアップの方法」「役立った資格」を紹介しました。
Jさんがあえて派遣社員として働く理由には、「自分が希望する技術や案件に携わりやすい」といった考えがありましたね。
定職に就かなくてもここまで年収が伸びたのは、Jさん自身の努力と、ITエンジニアという単価が高い職種だからこそ実現できたのだと思います。
- 業界未経験の人
- 派遣社員の人
上記の人がこれほど年収アップできる業界・職種は、他になかなか見つかりません。
さらに個人で案件を請け負う「営業力」を備えれば、フリーランスエンジニアの選択肢も生まれます。安定性が欲しい人は、転職を通じて会社員になることも難しくないでしょう。
いずれにしても”ITエンジニア”というキャリアは、自分の努力次第で「年収」「働き方」を自由に広げていける可能性を秘めていますね。
現在、X(旧Twitter)でIT業界の転職体験談を募集しています。
お礼として過去の取材データ(黒塗りなし版)閲覧権を配布しているので、興味がある方はXの固定ポストをご確認下さい!
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