- 案件がなかなか決まらず無収入期間が多い
- 派遣先ではヘルプデスク
- 残業時間は月40時間〜
- 祝日も働いて年収250万円
この記事では、X(旧Twitter)で取材協力いただいた派遣エンジニアの体験談を紹介します。
年収面や派遣先での業務など、表に出ない「派遣エンジニアのリアル」が知りたい人はぜひ一読を!
派遣エンジニアのリアルを知り、後悔しない職業選びをしていきましょう!
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質問内容
回答内容
IT派遣エンジニアの年収事情
派遣エンジニアとして働いていたときの年収について教えて下さい。
時給は1,150円だったので、祝日も含めて年収は約250万円でした。
派遣エンジニアはアルバイトのような働き方で、給料は「実働時間」に応じて支払われます。そのため派遣先が決まらない「待機期間」では給料が発生しません。
Bさんはこの待機期間が多かったため、年収は250万円前後で停滞してしまいました。
一方でSES企業の正社員であれば、待機期間中も固定給が支払われ、ボーナスも支給される場合が多いです。
同じ「エンジニアの技術を取引先に提供する」という仕事でも、派遣とSESでは給与面で大きな差が生まれます。
IT派遣エンジニアの残業事情
派遣エンジニアの残業について教えて下さい。
私が体験したのは、毎日最低2時間の残業でした。
求人には「月20〜30時間の残業」と記載されていましたが、実際には40時間を平気で超えていました。
派遣エンジニアに限らず、残業時間は案件やプロジェクトの進捗状況に左右されます。Bさんが参画した案件では、定時は9時〜18時、最低でも毎日2時間の残業がありました。
もし片道1時間の通勤だとすれば、毎日8時〜21時まで仕事に拘束されていたことになります。
当然ですが残業が増えると、その分プライベートの時間が削られます。
企業側は残業時間を過少申告することが多いため、事前にOpenWork やエンゲージ会社の評判などの社員口コミサイトで確認することが大切です。
IT派遣エンジニアの仕事事情
派遣エンジニアの仕事事情について教えて下さい。
未経験でインフラ系の資格を取得して派遣エンジニアに挑戦しましたが、なかなか案件が決まりませんでした。
大手派遣会社に登録したものの、担当営業マンも熱心には対応してくれませんでした。
実際の案件ではエンジニアリング業務に携われましたか?
いいえ。派遣先ではヘルプデスクなどの非IT業務ばかりでした。
Bさんは未経験からインフラ系資格(LPIC)を取得して派遣エンジニアに挑戦しましたが、登録してもなかなか案件が決まりませんでした。営業担当者からも十分なサポートを得られなかったそうです。
派遣エンジニアの場合、案件が決まるまでの待機期間は給料が発生しません。空白期間が伸びれば伸びるほど経済面に苦しくなります。
さらに、やっと見つかった案件では雑用が多く、エンジニアとしての経験は積めなかったとのこと。
実際に未経験者がエンジニアリング案件を得るには、
- 積極的に資格・検定を受けて合格する
- 個人開発で実績を作る
- 担当の営業マンに自分のスキル・実績をアピールする
このような活動が不可欠となりそうです。
まとめ
この記事では、派遣エンジニアとして働く人の体験談を紹介しました。
派遣エンジニアの場合、
- 待機期間中は給料が発生しない
- スキル不足だとヘルプデスク案件に回される
- 大手派遣会社に登録しても案件が決まる保証はない
といったことが課題となります。
特にIT未経験が派遣エンジニアとして活躍するためには、自力でスキルアップ、もしくは実績づくりに注力する必要がありそうです。
ITエンジニアとしての働き方は自社開発、SIer、SESとさまざまですが、「一定の下積み期間が必要」という点はどの分野にも共通しています。
最適な環境で働けるように、未経験のうちからコツコツとレベルアップしていきましょう!
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