未経験からエンジニア転職の失敗パターン5選!成功者たちの共通点も

このようなお悩みを持つ人に向けて、未経験からIT転職の失敗パターン・成功ポイントを実体験をもとに紹介します。

あつし

こんにちは、あつしです!
20代後半の時に公務員からIT企業に転職しました。

この記事では、僕自身の転職体験や同期・先輩の話をもとに「未経験転職」のリアルをお伝えしていきます!

本記事では前半にIT転職の失敗パターンを、後半に成功例と具体的な転職ステップを紹介します。

この記事を読めばご自身がIT転職に向いているかどうかを理解し、内定獲得までのスムーズな道のりを知ることができます。

転職前に自分の価値観やあらゆる情報をじっくりと整理して、仕事の選択肢を増やしていきましょうね!

目次 [タップして移動]

未経験からIT転職の失敗あるある6選

この項目では僕自身の実体験と友人・同僚の意見をもとに「IT転職の失敗あるある」を6つ紹介します。

失敗あるある①フルリモートで働けると思ったのに出社を強要された

未経験からの転職でよくある失敗の1つに、「フルリモートで働けると思っていた」があります。

IT業界ではコロナ不況が過ぎ去った今、軒並みオフィス出社を解禁して在宅ワークを封印する企業が増えています。

実際に僕の転職先は「オフィスで仕事をする」が原則です。週4フルリモートで働いている友人もいますが、知人を含めてオフィスへ出社している人が圧倒的に多いですね。

求人の働き方の欄に「フルリモート」「フレックス制」といったキーワードを入れている会社もありますが、蓋を開けてみると『今は出社がベース』というオチが非常に多いです。

働き方は部署によって、シーズンによって変わってくるので、面接のときによく確認する必要があるんですね…。

失敗あるある②入ってみたらクライアントの会社に常駐する働き方だった

これはシステムエンジニアへの転職でよくある失敗パターンです。

求人には「自社のオフィスで働く」を意味する“社内SE”のキーワードがあったのに、実際に入社したらクライアントの職場に常駐しなければいけない・・・といったケースが存在します。

僕の転職先がまさにこの例でした。同じ部署の先輩の話ですが、今まで社内SEとして働いていたのに、ある日突然クライアントの事情により、1シーズン相手のオフィスに常駐して仕事をすることになったのです。

あつし

システムエンジニアはクライアントの繁忙期によって働き方が変わってます。「社内SE」というキーワードがあっても、それは100%保証するものではないんですね。

失敗あるある③社内研修が充実していなかった

未経験者を募集している企業の多くは「社内研修制度」を設けています。

一方で、

  • 若手の育成に力を入れていない企業
  • 教育担当者を配置する余裕がない会社

このような会社は「そもそも社内研修制度がない」なんてこともあります。

その会社が社員育成にどのくらい力を入れているかをチェックしないまま転職を決めると、入社した後に大変苦労してしまうんですね..。

失敗あるある④入っていきなりプログラミングスキルを求められた

入社して即実務に取り組む「OJT」と呼ばれる教育方針を採用する会社もよくあります。

OJTとは On The Job Training の略で「実際の業務をこなしながらスキルを身に着けましょう」を意味します。

配属先の先輩とマンツーマンで業務をこなしていくことになるのですが、その先輩によっては

  • ある程度は自分でスキルを磨いてきたんだよね?
  • じゃあ仕事は各々で進めよう!不明点はその都度聞いて。

と教育を放棄するポンコツな先輩も中にはいます。

いわゆる「先輩ガチャ」「配属先ガチャ」でハズレくじを引いてしまったパターンです。こうなってくるとスキルアップが思うように進まないほか、通常業務も停滞して仕事がしんどくなっちゃいますね…。

失敗あるある⑤周囲の社員と比べてしまい自己肯定感が下がる

IT企業の社員には、学生時代からプログラミングを学んでいる人も多いです。

実際に僕の転職先ではインターン生の中に「中学生から独学でがっつりプログラミングを学んでいた」という人がいました。

若手が大活躍するIT業界。そんな環境で未経験から中途採用すると、

ひと周り年下の子が自分よりも遥かに仕事ができる…

と比較してしまい、自己肯定感が下がって仕事が悩んでしまうケースも少なくありません。

あつし

僕はIT企業に入社した初めのころ、

・10代や新卒の人が自分より遥かにデキる
・経歴がすごい人ばかりで萎縮する

といった「周囲との比較」を無意識にしていました。

実力さえあれば年齢関係なく活躍できるのがIT業界。僕みたいに年功序列制の職場で長く働いていた人は、その環境に慣れるまで時間がかかるかもしれません。

失敗あるある⑥ITスキルの適正がなかった

エンジニアやWebマーケターなど、IT業界で専門職として働くには幅広い知識が必要です。

未経験から転職し、実務でその仕事の難易度を目の当たりにした時、

「覚えることが多すぎる…」
「自分には才能がないかも。」

と自分に自信が持てなくなり、挫折してしまう人もいます。

正直、仕事がデキる上司や先輩もわからないことだらけです。

なので落胆する必要はほんとうに無いのですが、仕事の責任感が強かったり、完璧主義者の色が濃い人は未経験転職でどうしても挫折しやすくなりますね。

未経験者のIT転職が失敗パターン5選|原因と対策も

未経験者のIT転職が失敗する5つの原因
  • 教育制度が整備されていない
  • 給料が低すぎる
  • ITにそれほど興味がなかった
  • 理想と現実のギャップが強すぎた
  • スキルアップを会社に頼りすぎている
あつし

ここでは先ほど紹介した6つの失敗パターンについて、その原因を5つにまとめたので解説します。

IT転職を考えている人は、合わせて紹介している「失敗の対処法」を事前にチェックしておきましょうね!

パターン①教育制度が整備されていない

IT業界では幅広い知識が求められます。

未経験から転職して会社で活躍するためには、いかに序盤で基礎知識を定着できるかが非常に大切です。

ただ残念なことに、IT企業の中には社員のスキルアップを支援する制度を整えない会社も存在します。

そのような会社に転職してしまうと、未経験者が高確率で挫折してしまうのです…。

対策

結論「企業調査」が重要です。

求人から得られる情報だけでなく、面接試験の逆質問で次のように聞いてみると、その会社の教育制度や未経験者の育成実績を知ることができますよ!

教育制度を確認する逆質問の例

  • 入社後の社内研修はありますか?それともOJTですか?
  • 未経験者の採用はどのくらい前から始めていますか?
  • 異業種から転職して活躍している人の共通点を教えて下さい。

パターン②給料が低すぎる

実務経験が浅くスキルが身につかないうちは給料が低い

これはどの業界にも当てはまることですが、特にIT業界はこの現実が明らかです。

実際の業務では幅広い知識を要することから、

  • 覚える事が多いし内容も難しい。
  • 毎日大変なのに安月給。労働と給料が見合っていない…

と悩んでしまう未経験者も少なくありません。

給料は仕事のモチベーションに直結しますよね。あまりにも給料が低すぎると挫折する要因になってしまうのです。

対策

入社後3年は「下積み時代」と認識する

IT業界は3年目から市場価値が飛躍的に伸びる実態があります。

特にエンジニアは実務経験3年あれば、低くても年収600万円以上で採用してくれる企業はかなり多いです。

「3年間は下積み」と肝に銘じておくだけでも、転職後はドシッと構えて業務に取り組むことができますよ!

あつし

記事の後半で紹介しますが、僕の先輩は3年目で年収1,000万円を超えました。
経験さえ積むことができれば将来の選択肢がどんどん増えていきますよ!

パターン③ITにそれほど興味がなかった

そもそもIT分野にそれほど興味がなかった・・・

と転職後に自覚するケースもあり、それが挫折につながる人もいます。

熱しやすく冷めやすい人によくあるパターン。自分が飽き性だなと感じたら、転職する前に擬似的な「職業体験」をするのがベストです。

対策

初心者向けの本を1冊購入し、モノづくりを体験してみる

未経験から狙えるIT職種には「エンジニア」「Webデザイナー」「Webマーケター」がメジャーです。

これらの職種が自分に適しているかどうかは、基礎のハウツーがまとまっている本を1冊購入し、手持ちのパソコンで作業してみるのがおすすめです。

エンジニアやWebデザイナー志望ならシステムやWebサイトが作れる本を、Webマーケターならブログの作り方を体系的に学べる本を選びましょう。

あつし

ボリュームのある本を1冊読破できれば「素質は十分あり」と言えますよ!

パターン④理想と現実のギャップが強すぎた

  • フルリモートやフレックス制などの「働き方」
  • 最新技術を使った「イケてる仕事環境」

このようなキラキラの理想を持っている人は、転職後に現実を知ってショックを受ける可能性が高いです。

今はメルカリやLINEグループを筆頭に、カフェみたいなオフィスで自由な服装で働ける”イケてる会社”が多いですよね。

しかし中には、白と黒の無機質な事務室で、10年以上前の技術やツールを使って仕事をする”古臭い会社”もたくさんあります。笑

「出社が原則」「客先常駐」という働き方も多々存在するので、IT企業だからといって”イケてる”とは限らないんです…。

対策

企業分析でギャップを小さくする

今はどの企業も人材不足であるため、採用や広報の活動に力を入れる会社が多いです。

そのためYouTubeの動画やネット記事でオフィスの様子・使用機材を確認できるケースが増えています。

入社前にこれら企業分析に取り組むことで、入社後のギャップ・転職の後悔を小さくすることが可能になりますよ!

パターン⑤スキルアップを会社頼りすぎる

スキルアップを会社に頼りすぎることも、IT転職で挫折する1つの原因です。

  • 未経験だからできなくて当然
  • わからないことは誰かが教えてくれる

このような「受け身の姿勢」で入社すると、たぶん仕事がつらくなってしまうと思います。

一緒に働く上司や同僚は、その受身の姿勢を肌で感じています。一生懸命努力する人と何もアクションを起こさない人とでは、教える側の熱意やモチベーションが変わってきますよね。

未経験からより早くスキルアップするためには、上司や先輩から「この人にはたくさん教えたい」と思われるような”人柄”が重要なのです。

対策

「素直さマインド」を忘れない

精神論になってしまいますが、入社1年目は特に「素直さマインド」であらゆる悩みを一発解消することができます。

素直さマインドとは、

  • わからないことは素直に聞く
  • 失敗したことは包み隠さずに話す
  • 言われたことはすぐに実践する

この3つの意識のことです。「上司や先輩と確かな信頼関係を築くコツ」ですね。

  • この人はすぐ実践してくれるから教え甲斐がある。
  • 不明点も報告するし安心して仕事を任せられそう!

先輩や上司にこう思われたら転職は成功したようなものです。人間関係が好転して仕事がみるみる上達していきますよ!


これまでにIT転職の失敗パターンとその原因を見てきました。

次の項目では未経験からIT転職で成功した人の共通点、転職成功の具体的なステップをお伝えします。

あつし

転職成功者の共通点を知り、ご自身にIT転職の適正があるかチェックしてみましょう!

【実例】未経験からIT転職で大成功した先輩2人の話

この項目では、僕の転職先で働く先輩2人の年収アップ・キャリアアップ事例を紹介します!

先輩①未経験から転職して3年で年収1,000万円超え

他部署の先輩エンジニアは20代後半の時、未経験からIT企業にしました。

そして実務経験がちょうど3年になった頃、外資系ITで最大手と言えるAmazon Japanに内定しました。

外資系が日系企業より高年収なのは言うまでもありませんが、世界的に有名なAmazonの現地法人となればさらに年収が上がります。

本人から具体的な年収は聞けませんでしたが、他のアメリカ産IT企業、Google/Apple/Facebookを参考にすると1,000万円は”軽く”超えています。笑

その先輩はAmazonから内定をもらうまでの期間、AWS(Amazon Web Service)という認定資格を複数個取得して転職活動に臨んだそうです。

あつし

プライベートの時間も勉強に励む「血の滲むような努力」が伺えました…!

先輩②日系最大手Yahoo!に4年目で転職

他部署で働く別の先輩は4年目のとき、ポータルサイトYahoo! JAPANでおなじみのヤフー株式会社に転職しました。

ヤフー株式会社は今もなお、日系企業の中でも最大手です。実際に先輩がオファーを受けた年収は、風の噂で800万円と聞いています。

Amazonに転職した先輩と同様、未経験から実務経験3年を超えたタイミングで年収アップ・キャリアアップを実現しました。

他の業界では経験年数3〜4年の人が年収1,000万円クラスの転職なんて狙えませんよね。

この先輩たちの転職事例から、「大手IT企業は高年収」という事実だけでなく、

実務経験を有したIT人材は需要が高い

といった現代の転職市況を表しています。

未経験から転職しても、年収アップ・キャリアアップを比較的早く実現できる特徴がIT業界にはありますね!

あつし

もちろん先輩たちの努力あってこそです!
「頑張った分だけ報われる」という環境にいるだけでも、日々の仕事が充実していきますよね。

【必見】未経験からIT転職で成功した人の共通点3つ

先ほど紹介した2人の先輩には次の共通点がありました。

未経験からIT転職した先輩の共通点
  • 人と話すのが苦ではない
  • IT分野に興味がある
  • 休日も勉強してる

2人とも未経験からIT企業に転職して3〜4年で年収800万円を超えたので転職大成功といえますよね。

この3つの共通点に当てはまるほど、IT転職が向いていると言えます。

それぞれ詳しく紹介しますね!

共通点①人と話すのが苦ではない

IT転職で成功した先輩たち1つ目の共通点は、「人と話すことが苦ではない」です。

IT業界は常に誰かと会話しながら仕事を進めます。他の社員やクライアントとzoomやオフィスの対面形式で頻繁にコミュニケーションを取るんですね。

その環境下で先輩たちは、周囲の人々と積極的にコミュニケーションを取っているように見えました。

あつし

仕事の提案から他愛もない雑談まで、他部署の人ともよく交流していましたね。
「陽キャ」「会話慣れしている」とかそっち方面ではなく、単純に”会話が苦ではない”といった印象です!

仕事のアイデアや競合他社(転職先候補)の情報などは、ふとした会話から得られることも多いです。

「人と話すことが苦ではない」というITと無関係に思える要素が、転職成功のポイントになってくるのです…!

共通点②IT分野に興味がある

2つ目の共通点は、IT分野に興味があることです。

具体的には、

  • 最新のIT技術
  • 流行っている便利ツール
  • VRやNFTなどIT/デジタル系のトレンド

これらに対する好奇心を指します。

この好奇心は、IT転職の成功に不可欠な要素です。

IT業界は技術が発展するスピードがかなり早いので、普段から便利ツールや最新技術のトレンドを追う必要があるんですね。

こういった新しいものに対して「なにこれ、ちょっと気になる。やってみよう」と興味を覚える人は非常に強いです。

自分からどんどん技術や知識をキャッチアップしていくので、他の人と差が生まれるのは当然ですよね。

未経験からIT転職に成功した先輩2人は、普段から仕事の提案を積極的に持ちかけていました。日々新しい情報を追っていた様子が伺えます。

あつし

給料を貰いながら自分の好奇心を満たすことができるので、「天職」と言っていいレベルですね…!

共通点③休日も勉強してる

3つ目の共通点は、休日も勉強していることです。

特にAmazonJapanに転職して年収1,000万円を超えた先輩は「休日もみっちり資格勉強をした」と言っていました。

転職でキャリアアップするため、すなわち”未経験”というハンデを克服するためには、やはり努力が必要ですね。

僕が思うに、プライベートを犠牲にしても仕事の勉強ができる人は

  • 意識が高く野心的な目標がある人
  • 仕事が好きで、つい勉強しちゃう人

この2パターンがある気がします。

注目したいのが2番目の「つい勉強しちゃう人」です。

先ほど紹介した2つ目の共通点「IT分野に興味がある」に当てはまれば、

勝手にスキルアップして、高年収・高待遇で働ける

こういう世界線も見えてきちゃいます。努力が苦痛ではなくなりそうですよね。

あつし

「ITへの強い好奇心」は転職成功の”種”です!
紹介した先輩のように、未経験から3〜4年で花が開く可能性を秘めていますよ!

適性ありと感じたら|最短でIT企業に転職する方法

先ほどお伝えしたIT転職成功者の共通点、

  • 人と話すのが苦ではない
  • IT分野に興味がある
  • 休日も勉強してる

これらに当てはまれば適正バッチリです。

中でも2番目「IT分野に興味がある」だけ当てはれば、3番目の共通点は自然と満たせるので素質は十分です。

未経験から転職したとしても、スキルを着実に身につけば2〜3年後には年収600万円、700万円超えといった高年収に到達できますよ。

実際に未経験者が最短でエンジニアに転職する方法は、次の5ステップです。

今から最短でエンジニアを目指す手順
  1. 今、転職市場で需要が多い言語・技術を調べる
    • SNSやYouTubeで最新情報を調べる
    • もしくはIT特化型の転職エージェントに相談する
  2. ①に基づいて書籍、もしくはUdemyで基礎学習を進める
    • 並行してX(旧Twitter)で発信する
  3. ポートフォリオを作成する
  4. ①で相談したサービスでポートフォリオのフィードバックをもらう
  5. 転職活動とポートフォリオ強化を並行して行う
あつし

まずはエンジニア転職の情報を集めることから始めましょう。
IT転職に強いエージェントに相談すれば、正しい情報で転職活動を勧めることができますよ!
おすすめサービスは以下の記事で解説しているので、合わせてチェックしてみてくださいね!

未経験からIT転職で失敗しない方法まとめ

IT業界は令和に突入した現代でも成長産業。AIの進歩や動画配信サービス・SNSなどのプラットフォームが確立されている今、ニーズは加速度的に増していくばかりです。

したがって未経験で入ったとしても、実績やスキルが身につく3年目以降には市場価値がグッと高まります。

20代・30代でも年収800万円を超えるような高年収が狙えちゃうんですね。

ただし、その人の「適性」「好き・興味レベル」がどれだけあるかで、将来性は大きく変わります。

ですので失敗しない転職を実現するために、

この2つを実践していきましょう。

あつし

「正しい知識」と「行動力」を武器にして、IT転職を100%悔いのないものにしていきましょうね!

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次 [タップして移動]