基本情報技術者試験は意味ない?ITエンジニアを目指す人向けの最適解

  • 基本情報技術者試験って役に立つ?
  • 未経験からのエンジニア転職では必要?
  • 基本情報技術者を取得するとどうなるの?

このようなお悩みを持つ人に向けて、実際に未経験からITエンジニアに転職し、基本情報技術者試験を取得した筆者が解説していきます。

あつし

こんにちは、あつしです!
公務員からエンジニアに転職し、その後基本情報技術者試験に合格しました。

本記事では「基本情報技術者試験の必要性」について詳しく解説していきますね!

記事の後半には、プチ面接テクニックも紹介しています。未経験からITエンジニアを目指す人はぜひチェックしてくださいね!

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【結論】基本情報技術者試験は「入社後」でOK

結論、未経験からITエンジニアへの転職を目指す人は、 基本情報技術者試験の勉強は「入社した後」で問題ありません。

詳しい理由は次の項目でお伝えしますが、未経験者は基本情報技術者試験の資格を取得しても、書類選考や面接試験で大きなインパクトを与えないのです。

資格勉強より「ポートフォリオ制作」「企業分析」をした方が、転職成功に早く近づけます。

エンジニアに転職できたのなら、資格を取得する必要ないんじゃない?

と感じるかもしれませんが、社内評価を高め、より開発経験積みやすくするために基本情報技術者試験が役立つことがあります。

クライアントワークを要する受託開発・SIer企業で働く微経験エンジニアは、特に資格取得がおすすめですね。

【資格不要のワケ】資格なしで転職した人多数いるから

未経験からITエンジニアへの転職で「基本情報技術者試験は不要である」と言い切れる理由は、

周囲の未経験エンジニアが、誰一人として資格を取得していない

と転職後に判明したからです。

同じタイミングで入社したIT企業の同期10名や、SNSとプログラミングスクールで出会った仲間数名は、基本情報技術者試験はもちろんのこと、ITパスポートの資格さえ所持していませんでした。

このことからITエンジニアを目指す未経験者は、基本情報技術者試験などの「IT資格」が不要なのです。

基本情報技術者試験とはどんな資格?

基本情報技術者試験は 「エンジニアの登竜門」とも呼ばれている資格です。

インターネットの仕組みからプログラミングスキルまで、エンジニアとして必要な基礎知識を網羅的に身につけることができます。

しかしライセンス資格(免許)ではないので、試験に合格しても業務範囲は広がりません。

合格までの学習時間は「経験者で200時間」といわれています。令和5年度の合格率は47.1%。IT初心者はハードルが高く感じるかもしれません。

年度受験者数合格者数合格率
令和5年度121,611人57,278人47.1%
参考: 独立行政法人 情報処理推進機構「統計情報(基本情報技術者試験)」
あつし

転職先のエンジニアの教育担当は、「1年目までに覚えてほしい知識が詰まってる」と言っていましたよ!

基本情報技術者試験はプログラミング初学者やエンジニアを目指す人にとって、取得して損しない資格です。

では、なぜ僕が未経験者にこの資格をオススメしないのか。次の項目では基本情報技術者試験のデメリットについて解説します。

基本情報技術者試験の大きなデメリット

基本情報技術者試験に合格したとしても、「開発力」のアピールには繋がりません。

これが唯一にして最大のデメリットです。

英検1級を持っていたとしても、ネイティブな英語を話せる証明にはなりませんよね。それと同様で、基本情報技術者試験の資格を所持しても、「システムを開発をする実用的な能力」はアピールできないのです。

ITを駆使してシステムやサービスをつくる

といった取り組みは、全世界におけるIT企業の共通項目。そんなIT企業に入社するには、

開発力をアピールする

これが最も強力です。資格を取得することで内定獲得から遠ざかってしまう…といったトラップには気をつけましょうね。

おまけ|好印象につながる面接テクニック

未経験から転職するとき、面接試験で採用担当者から

なにか資格を取得する予定はある?

などと、資格について質問されることがあると思います。僕は50社以上の面接試験で稀に問われました。

この時、「資格を取得するつもりは今のところありません」ってはっきり答えていたのですが、これはあまり良い回答ではなかったと反省しています。

その反省を踏まえ、もう一度その質問に答えるなら

エンジニアとしての基礎をしっかりと固めたいので、転職して1年以内に取得する予定です。

と回答します。

エンジニアとして成長するには「基礎知識の定着」が重要です。採用担当者もそのことは重々承知しており、

  • この人は「基礎」の重要性をわかっている人だな。
  • エンジニアとして成長できそうだ。

といった好印象につながります。

  • あくまでも資格を取得する目的は、知識を定着させること。
  • 基礎があるからこそ応用が効く。

この意識さえ持てば、たとえあなたが資格を一つも持っていなくても、採用担当者からマイナスのイメージは持たれませんよ!

まとめ|目的に沿った”手段”を選ぼう!

この記事では、基本情報技術者試験の必要性について解説しました。

基本情報技術者試験は大切な「基礎」が詰まっている有益な資格です。

この試験に合格した先輩エンジニアも、基本情報技術者試験の教材を見て

「ときどきを振り返るのも大切だな。」

と言っていました。コンピューターの仕組みからインターネットのセキュリティ面まで学べる大変有意義な資格なんですね。

その分、IT初心者には難易度が高く、取得まで時間がかかります。

加えて、資格を取得しても「システムを開発する力」をアピールできません。

もしもあなたが1日でも早くエンジニアになりたいのなら、資格勉強より『ポートフォリオ制作』に注力することを強くおすすめします。

あつし

ご自身の目標・ゴールを明確にして、それに沿った手段を選んでいきましょうね!

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