【IT業界の闇】未経験からSES企業に転職したら電柱工事・ウォーターサーバー案件やらされるブラック企業だった話

この記事では、X（旧Twitter）で取材協力いただいたSES社員（Iさん）の転職体験談を紹介します。

未経験からエンジニアへの転職を考えている方の中には、SES企業を選ぶ人も少なくありません。

しかしIT業界には、SESをはじめとする深刻な問題・「闇」が広がっている世界でもあります。

本記事ではそんな””IT業界の闇””に遭遇したIさんへ取材したので、その内容を共有します。

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質問内容

回答内容

黒塗りなし版が見たい方は、X（旧Twitter）のDMでIT業界の体験談をご応募ください！

Iさん経歴：大手飲食チェーン→SES企業へ

Iさんは大手チェーンの飲食店で5年間勤務し、その後SES企業に転職しました。プログラミングスクールには通わず、ITパスポートを所持した状態でIT企業に入社しています。

転職を決めた理由は接客業に飽きたからだそうです。しかし、未経験からIT業界に飛び込んだIさんを待っていたのは、ITスキルを学ぶには程遠い現場でした。

【未経験SESの闇】非IT案件ばかり紹介される

未経験者がSES企業に入社すると、必ずしも先輩とマンツーマンで、エンジニアリング業務に取り組めるわけではありません。

Iさんのケースのように、ITとは無関係のコールセンターに配属されることも少なくないのです。Iさんの会社では肉体労働や営業職の案件も紹介されているとのこと。

そんな会社では、ITスキルを身につけるのは難しくなります。未経験から闇SES企業に入社してしまえば、5年、10年経っても専門知識や年収を上げるチャンスがなくなってしまうのです。

【ブラック企業】待機中は給料なし、営業に監視されながら客先面接

基本的にSES企業では、自社に在籍するエンジニアを営業担当が案件にマッチングさせます。

Iさんの会社では、その”強制力”がかなり強いことがわかりますね。

具体的には、営業から提案された案件は必ず客先へ面接に行かなければならず、その面接も営業に監視されているとのこと。

したがって、

この案件には入りたくないから、わざと面接で失敗して不採用にしてもらおう

といった作戦も実行できません。Iさんをはじめとする未経験者は、紹介を受けた案件へ強制的に配属されることになってしまいます。

もはや営業担当者の”提案”ではなく「出向命令」ですよね。

さらに紹介できる案件が無いとなれば、その期間の給料は無給・0円だそうです。

待機期間で給料が発生しないのは、ブラックSES企業の典型例。正社員として雇用されているので、本来なら待機期間も含めた「安定収入」が保証されるべき。

ですがIさんのように、給料なしで待機させられることがSES業界では多発しています。

まとめ

この記事では、未経験からSES企業に入社したIさんの体験談を紹介しました。

Iさんはご自身の経験を通じて、

何かしらのプログラミング言語を扱えないと、ゴミ溜めに流されて奴隷生活が始まる

と未経験者へ忠告しています。

未経験者を積極的に採用しているSES企業に応募し、知識不足のまま入社してしまえば、ITスキルどころかパソコンすら使わない「営業」「電気工事」「コールセンター」といった労働を強制的にやらされます。

さらに仕事がない日は、正社員だとしても給料は出ません。

会社の操り人形のような、まさに「奴隷生活」が始まってしまいます。

「未経験者は早くIT業界に入れ」というアドバイスをよく聞きますが、Iさんが体験したような闇が蔓延しているのなら、IT企業に入らず「独学」でプログラミングを学んだ方が100倍マシです。

Iさんのような犠牲者を一人でも減らすために、この記事を注意喚起として、SNSで広く拡散していただけたら幸いですm(_ _)m