プログラミングスクールは必要ない?筆者が感じたメリット・デメリットをぶっちゃけます。

  • プログラミングスクールに入っても後悔しない?
  • 高額な費用を払うだけの価値はある?

そんな悩みを抱えている方に向けて、この記事では実際に44万円の入会費を支払い、プログラミングスクールに通ってITエンジニアに転職した筆者が、

  • プログラミングスクールのメリットデメリット
  • プログラミングスクールで後悔しない人の特徴

これらを徹底解説していきます!

*自分にスクールは必要なのか否かを今すぐ確認したい人は、「プログラミングスクールに入っても後悔しない人の特徴」をご覧ください

正直、インターネットでプログラミングスクールの情報を探しても、どれも信憑性に欠けるものばかりですよね。卒業生のリアルな感想や、ホンネ全開のレビューはほとんど見つかりません。

ずっと迷ってたけど、思い切ってプログラミングスクールに入会したら後悔しちゃった…….

といった「後悔する人」を一人でも減らすために、本記事ではありのままの情報・体験談をお届けします。

あつし

この記事が少しでもあなたのお役に立てたら嬉しいです!

目次 [タップして移動]

プログラミングスクールは必要ないと言われる理由

はじめに、プログラミングスクールに入会し、ITエンジニアに転職した僕自身が感じた

「プログラミングスクールは必要ない」と言われるほんとうの理由

を紹介していきます。

理由①独学で転職・就職する人も大勢いるから

未経験からITエンジニアを目指す際、多くの人がプログラミングスクールを検討すると思います。実際に僕もスクールに通ったほうが就職・転職がスムーズになると考えていました。

しかし、実際にIT企業に転職してみると

  • 書籍とネット記事だけでプログラミングを習得した人
  • 独学でシステム開発をしていた文系出身の新卒生

といった「スクールを利用せずに就職・転職した人」がたくさんいることが分かりました。

プログラミングスクールに入らなくてもエンジニアになれることから、スクールは無意味と言われることがあるんですね。

理由②スクールで学んでも実務ができるわけではないから

プログラミングスクールで学んだ内容が、実際のエンジニア業務に直結するわけではありません。

スクールではプログラムを自分で書く「コーディング」に重点を置くことが多いですが、実際の開発現場では、

  • 基本設計・詳細設計
  • デバック・バグ検知
  • 単体テスト・統合テスト

といったコーディング業務以外のさまざまな業務が行われています。これらの業務をスクールでまるっと学ぶことは不可能なんですね。

さらに実際の現場では、開発タスクの次は保守・運用フェーズです。クライアントや社員同士のミーティング回数も非常に多いので、コードを書く時間はほんの一部に過ぎません。

現場をよく知るエンジニアからすると、スクールは不要だと感じるのですね。

理由③受講料が高すぎるから

プログラミングスクールの受講料は非常に高額で、場合によっては100万円近くのコストが発生するサービスもあります。

このことから、

  • 金額に見合う価値がなかった。
  • コスパ悪すぎる……

と後悔する受講生も多いんですね。実際に僕もコストパフォーマンス面で後悔した一人です。

書籍やYouTube、Udemyで勉強すると、学習コストは1万円以内に収まります。独学で就職・転職に成功した人からすれば、プログラミングスクールは無意味だと感じてしまうのです。

巷でよく言われるプログラミングスクールのメリット

この項目では、プログラミングスクールを勧めるWebサイトでよく挙げられる「スクールに通うメリット」を紹介します。

あつし

僕のリアルな感想は後述するので、本項目と合わせてチェックしてみてくださいね!

メリット?①即戦力として活躍できる人材になれる

多くのプログラミングスクールでは、

現場で求められるスキルを重点的に学べる

をメリットの1つとして謳っています。

即戦力で活躍できるエンジニアになれるよ!とPRしているんですね。

ですが実際には、スクールで学んだスキルだけで現場に出て即戦力となるのは難しいです。

最初の項目でお伝えしたように、エンジニアがコードを書く時間はほんの一部。他にも覚えなければならない業務がたくさんあるのです。

したがって、「即戦力として活躍できる人材になれる」というメリットは、個人的には懐疑的に思っています。

メリット?②効率的に勉強できる

ほとんどのプログラミングスクールでは、カリキュラムが体系的に組まれています。

  • 序盤はプログラミング言語の「基礎」を
  • 終盤にはフレームワークや本番環境の構築といった「実践的」を

といった具合で、一連の流れでスムーズな学習が可能とされています。

これは僕もメリットに感じた内容です。プログラミングを初めたばかりの初学者は

  • 何から勉強すればいいかわからない。
  • 今の勉強が終わったら、次は何を勉強するべきだろう?

といった疑問が生まれます。プログラミングスクールで学べばこれらの疑問を一発で解消できるので、効率的な勉強につながります。

メリット?③現役エンジニアに指導してもらえる

現役エンジニアの指導を直接受けられることは、初学者にとって非常にメリットがありますよね。

この「学習サポート」があるからこそ、高いお金を払ってプログラミングスクールに通う人も多いです。

しかし、講師の質やサポートの頻度はスクールによって異なります。僕が入会したポテパンキャンプでは、現役エンジニアのレビューはたったの2回。それも初歩的なフィードバックだったので、有益な学習サポートは受けられませんでした。

「現役エンジニアの直接指導」がメリットになるのはスクール次第となります…。

メリット?④独学よりもモチベーションを保ちやすい

プログラミングスクールでは同じ目標を持つ仲間と一緒に学べるため、モチベーションが保ちやすいとされています。

しかし、このメリットも「スクール次第」です。

当時のポテパンキャンプでは同期や仲間とほとんど繋がれませんでした。、結局のところ個人的にSNSを活用し、仲間と繋がってモチベーションを保つ必要がありました。

メリット?⑤転職サポートを受けられる

社会人向けのプログラミングスクールでは、転職サポートが提供されています。

これを大きなメリットと捉えてスクールに参加する人も多いですね。僕もそのうちの一人でした。

しかし、転職サポートの質は「担当者次第」です。同じスクールでも担当者の「腕」次第で

  • 紹介してくれる求人
  • 応募書類の添削の手厚さ
  • 面接試験の対策アドバイス

これらが大きく変わってきます。

僕は担当者に恵まれましたが、スクール同期の仲間は満足できる転職サポートを受けられなかったそうです。

巷でよく言われるプログラミングスクールのデメリット

続いては、多くのWebサイトでよく挙げられる「プログラミングスクールに通うデメリット」を紹介します。

デメリット?①費用が高額

プログラミングスクールは必要ないと言われるほんとうの理由の章でお伝えしたように、サービスによっては100万円近くの費用が発生するプログラミングスクールもあります。

独学でなら1万円以内でスキルを身に着けて就職・転職できることを踏まえると、これは間違いなくデメリットになります。

デメリット?②自分のペースで学習できない

多くのプログラミングスクールでは、カリキュラム終了日や卒業日にタイムリミットが設けられています。

具体的には次のような制限が存在します。

  • ◯月✕日までにこのカリキュラムが終わらなければ、学習サポートが受けられない
  • ◯月✕日までに卒業できなければ、転職サポートが受けられない

このようなルールが設けられていると、自分のペースで柔軟に学習を進めることが難しくなります。

勉強時間を捻出できなかったり、自分のペースで勉強したい人は大きなデメリットになりますね。

デメリット?③必ず転職できるわけではない

プログラミングスクールを卒業したからといって、必ずエンジニアに転職できるわけではありません。プログラミング学習がうまく進んでも、転職活動で挫折する人は少なくないんですね。

未経験者に求めるスキルや人柄は、会社によって大きく異なります。

エンジニアに限らず、全ての業界・全ての職種において、「転職が約束されている世界」は存在しません。

「プログラミングスクールに入れば転職できる」と踏んでいる人は、これがデメリットに感じてしまうでしょう。

【ぶっちゃけ】今だから話せるプログラミングスクールのリアルな感想

僕が入会したポテパンキャンプは、約半年の学習期間で入会費用は44万円でした。

そのプログラミングスクールで感じた正直な感想は「後悔だらけ」です。メリットよりデメリットの方が圧倒的に大きいものでした。

先述した「巷でよく言われているプログラミングスクールのメリット」のうち、ほんとうにメリットだと感じられたのは2番と5番だけ。価格に見合ったサービスであるとは感じませんでした…。

巷でよく言われるプログラミングスクールのメリット

  • 即戦力として活躍できる人材になれる
  • 効率的に勉強できる
  • 現役エンジニアに指導してもらえる
  • 独学よりもモチベーションを保ちやすい
  • 転職サポートを受けられる

詳しい体験談は以下の記事に綴っていますが、エンジニアのサポートは非常に手薄であり、教材のクオリティは書籍以下。仲間・同期の繋がりもほとんどありませんでした。

プログラミングスクールは多くの人におすすめできません。

これが僕の結論になります。

「それでも、どうしてもエンジニアになりたい。」
「予算はある。独学だけでは挫折しそう。」

このような悩みを抱えている人は、次の項目をご覧ください。プログラミングスクールに入っても後悔しない人の特徴を、僕の視点でお伝えしますね。

プログラミングスクールに入っても後悔しない人の特徴

最後に、プログラミングを卒業してIT企業のエンジニア職に転職した僕目線で、プログラミングスクールに入っても後悔しない人の特徴をお伝えします。

あつし

あくまでも個人的な見解なので、100%鵜呑みにせず、
「それってあなたの感想ですよね?」
と相づちを入れながら読んでいただければ幸いです。

プログラミングスクールを後悔しない人の特徴
①独学を経験している

プログラミングスクールに入っても後悔しない人、1つ目の特徴は

すでに独学でプログラミングを学んでいる

という人です。

プログラミングスクールで失敗をする人の共通点には、「大金を払った後にプログラミングが自分と合わないことが判明する」が挙げられます。

この失敗を防ぐ方法は、事前にプログラミングとの”相性”をチェックしておくこと。ハウツーで学べる書籍を1冊、手持ちのパソコンで実践しながら読破できれば、相性はバッチリですよ。

プログラミングスクールを後悔しない人の特徴
②毎日の勉強時間を確保できる

プログラミングスクールに入っても後悔しない人、2つ目の特徴は

1日3時間の勉強時間を確保できる

という人です。

多くのプログラミングスクールでは、課題や卒業日にタイムリミットが設定されています。時間にゆとりが持てないと、卒業できない可能性が高まるんですね。

素質は十分あるのに、時間的な問題でカリキュラムに挫折してしまうのは非常にもったいないです。

最低でも1日3時間、1週間に20時間を確保できない人は、プログラミングスクールより独学の方が成長しやすいといえます。

プログラミングスクールを後悔しない人の特徴
③「スクールに何を求めるのか?」が明確であること

プログラミングスクールに入っても後悔しない人、最後の特徴は

自分が克服すべき「プログラミング学習の課題」が明確になっている

という人です。

僕がプログラミングスクールで後悔した理由には、「多くをスクールに求めすぎていた」ことが挙げられます。

  • エンジニアのレビュー
  • ハイレベルな教材
  • 同期とのつながり
  • 転職サポート etc…

このように様々な要素をスクールに求めた結果、当たり障りのない”どっちつかずのスクール”を選んでしまい、後悔につながってしまいました。

後悔しないためには、自分がプログラミングスクールに求めるものを一つに絞り、その目的に合ったスクールを選ぶことが重要です。

自分の目標を明らかにすることで、「プログラミングスクールに入ってよかった」と満足できる結果につながりますよ。

まとめ

この記事では「プログラミングスクールはほんとうに必要か?」というテーマで、スクールのメリットとデメリットをお伝えしました。

プログラミングスクールはどこも高額です。そんな高価な買い物で後悔しないためには、

  • 自分の目的を1つに絞り、
  • その目的に沿ったサービスを選ぶ。

ということが重要ですね。

迷ったまま決断してしまうと、きっと後悔してしまいます。

「プログラミングを学ぶ真の目的」
「プログラミングスクールに入る目的」

この2つの目的を焦らずに考えることで、悔いのない選択につながりますよ!

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