未経験の30代女性でもIT転職は狙えます！転職例と穴場職種を紹介

在宅ワークが叶ったり専門スキルが身についたり、ITの分野には沢山の魅力がありますよね。

その中で僕が公務員からIT企業に転職をして感じたことは、

IT業界は女性が活躍しやすい

ということです。

転職先ではエンジニアやデザイナー、プロジェクトリーダーの各分野で女性社員が大活躍しています。

IT業界は今も人材不足が深刻なので、未経験者の採用が活発に行われている事実があります。

30代でスキルがない人でも、独学で基礎知識を身につければ転職のチャンスは十分存在しますよ。

この記事でご自身がIT転職に向いているかどうかをチェックして、将来の仕事、そしてプライベートの時間を充実させていきましょうね！

30代未経験の女性でもIT企業に転職できる理由

IT企業への転職はその特性から、30代の未経験者でも転職することができます。

もちろん女性だからといって転職が不利になることは全くないので安心してくださいね！

本項目では僕自身が転職して感じたIT業界の特徴・転職しやすい理由を紹介します。

理由①未だに成長産業で需要が多いから

IT業界はインターネットが完全に普及した現代でも、成長を遂げている産業です。

その技術は日々進化し、多くの企業で新しいプロジェクトを立ち上げたり多数のクライアントを抱えています。

僕が転職したIT企業では新規クライアントから既存顧客まで、システム開発の要望が増え続けています。しかし「人がいない」という理由で仕事を断ることも珍しくありません…。

このような背景から多くの企業で未経験者を積極的に採用し、自社で育成する傾向が増えている現状があります。

理由②リスキリングと教育機会が多いから

未経験者を受け入れる企業が増加しているため、独自の教育プログラムを設けている会社が多く存在します。

未経験者が挑戦できる環境がIT企業全体で整っているんです…！

さらに今はYouTubeやUdemyなどのオンライン教育ツールが豊富にあります。

公共機関では政府が支援する職業訓練校に参加することで、パソコンスキルや事務スキル、Web制作やプログラミングを無料で学ぶことも可能です。

このように教育環境が広く整備されていることも、転職しやすい1つの理由となっています！

理由③ソフトスキルが重要視されるから

IT業界では、その技術やスキルだけでなく、それ以上にコミュニケーション能力や問題解決能力といったソフトスキルが重要視されます。

特に未経験者を採用する企業は、

といった考え方で採用を決定する企業もかなり多いです。

• これまでの仕事の経験
• 多種多様なお客さんとの接客経験

このような経験が豊富な人は、実際にチームでの協働やプロジェクト管理、顧客対応に強みが生まれやすいです。

したがって未経験で30代女性の方にも、ご自身の経験を活かしてIT企業で活躍することが十分可能になるんですね！

IT企業で働く20代後半〜30代女性の活躍事例

僕が転職したIT企業は1,000人以上の社員を抱え、そのうち女性社員は1〜2割です。

一例ですが、実際に活躍している女性の方の職種・経歴紹介します。

女性の転職･活躍事例

他にも別のIT企業に転職した友人は、プロジェクトリーダーが超シゴデキな女性の方で「個人でもプロジェクト管理業務を請け負っているバリキャリ」と言っていました。

IT業界では年齢や性別問わず、仕事ができる人が評価されやすい環境が整っています。

IT業界で活かせる女性ならではの強み

日々業務をこなしたり上司との会話で感じたことは、

IT業界は女性の強みが活きやすい

ということです。具体的には以下3つが上司との会話で浮上した強みになります。

それぞれ解説していきますね。

強み①女性クライアントに寄り添える

女性は同性のクライアントに対して共感しやすく、細やかな気配りができます。

これは男性にできない仕事の1つといえますよね。

特に美容や育児関連のサービスでは、女性目線のヒアリングや提案が可能です。スキルや経験では埋められない「女性の強み」が存在していますよ！

強み②女性向けサービスの設計に強い

女性向けのシステム開発では、女性心理への理解と実体験（ユーザー体験）が重要です。

先ほど取り上げた美容や育児関連サービスだけでなく、ヘルスケアアプリやショッピングサイトなど、女性ユーザーのニーズを的確に反映させることがIT業界では求められるんです…！

強み③気配り・配慮が行き届く

これは僕と上司の雑談の中での気づきですが、女性は特に細やかな気配りや配慮が得意だと感じています。

「チームワークの円滑化」にかなり貢献しているんですね。

上司はプロジェクト管理や会議の進行、クライアント対応など、女性社員の細部にわたる気配りで仕事の効率が向上しているのではないかと言います。

実際に転職先では女性社員の活躍が不可欠になっています。細部に渡る配慮や気配りは「女性ならではの強み」になると思いますよ！

30代未経験の女性がIT企業に転職するメリット・デメリット

メリット	デメリット
将来性がある 市場価値が高まる 柔軟な働き方がしやすい	年収が下がりやすい 学習の負担がかかる 理想の働き方が叶わないかも

本項目では、30代未経験の女性がIT企業に転職するメリット・デメリットをそれぞれお伝えします。

メリット３選

①将来性がある

IT業界は今も急速に成長している産業です。新しい技術やサービスがどんどん世に生まれ、ITのニーズは業界を超えて拡大しています。

さらにIT企業で働く20代後半〜30代女性の活躍事例の項目でもお伝えしたように、IT業界で活躍する女性は非常に多いです。

これらのことから将来のキャリアの安定、そして生涯年収を最大化させることができるのが大きなメリットの1つになります！

②市場価値が高まる

IT業界で身につけた技術スキルは、他の業界にも応用することが可能です。

飲食業界では注文票がタブレットで一元管理されたり、医療業界では現場でシステムを活用した在庫管理・施術管理が広がっています。

また20代でシステムエンジニアになった人女性の方がITコンサルタントへと転身し、年収1,000万円を超えているケースもあります。

（参考：インスタグラム「ととさん @toto_consultant」）

③柔軟な働き方がしやすい

IT業界は生産性が高い企業や若い会社を中心に、フルリモートやフレックスタイム制が積極的に導入されています。

時間と場所に縛られない働き方しやすく、ライフスタイルに合わせて柔軟に働くことが可能になります。

さらにIT業界は転職が盛んに行われており、社員の定着率に力を入れるIT企業も非常に多いです。

その背景から出産や子育てを会社全体でサポートする意識が強いため、女性が働きやすい環境が広がっているメリットがありますね！

デメリット３選

①年収が下がりやすい

IT企業に転職する際、未経験からだと年収が下がることがあります。

実際に僕は公務員からIT企業に転職した際、年収が100万円下がりました。

加えて年収アップ・キャリアアップが実現する境界線は「実務経験3年以上」です。詳しくは以下の記事で紹介していますが、年収アップ・キャリアアップを実現するには下積み期間が必須ですね。

②学習の負担がかかる

IT業界は技術の変化が急速です。新しい技術やツールが日々誕生するので、その情報を追うだけでもかなり労力がいります。

また未経験から転職でキャリアを広げようとした場合、基礎スキルを習得するために必要になる勉強量も増えてきます。

なのでIT技術に好奇心や興味が生まれない人にとって、キャリアアップまでに必要な2〜3年の下積み期間がかなり苦行に感じてしまうと思います。

③理想の働き方が叶わないかも

IT業界ではフルリモートやフレックスタイム制度といった「柔軟な働き方」が広まりつつあります。

しかし、必ずしも全ての会社で自由な働き方が実現されているわけではありません。

例えば「客先常駐」を要する企業では、クライアントのオフィスに出勤してフルタイムで働く必要があります。

また古風な会社では、毎朝8時30分までの出勤を要するケースも珍しくありません。

このようにIT企業だからといって、必ずしも理想的な働き方ができるとは限らないんですね。

未経験からのIT転職をおすすめできる人・できない人

多くの人にとって、IT企業に転職する主なメリットは

この3点だと思います。

そしてこれらのメリットを享受するためには、目安として「実務経験3年以上」が必要です。

この下積み期間をできるだけ苦痛なく楽しく過ごすためには、やはり「好き」という気持ちが一番大事だと思うのです…！

ご自身にITへの強い興味があれば、

• 給料をもらいながら自分の好奇心を満たせる
• 業務を通じて会社にも利益をもたらす

といった理想的な仕事の状態が実現できます。

「好きはものの上手なれ」の言葉通り、ITへの関心に強い興味があればあっという間に年収アップ・キャリアアップを実現できてしまうと思います。

IT企業に転職した方がいいのかどうか、その答えはシンプルで『ITに強い興味があるかどうか』になりますね！

未経験から目指せるおすすめIT系専門職

本項目では、IT未経験の30代女性が転職しやすい職種を3つご紹介します！

①Webデザイナー

WebデザイナーはWebサイトの見た目の設計から制作、保守業務を行う仕事です。
UI／UXデザイナーとも言われていますね！

転職時に必要なスキル

技術的要素はHTML・CSSのマークアップ言語、必要に応じてJavaScriptのプログラミング知識が必要です。

加えてデザインの基礎知識や制作ソフト（figma/Adobe等）の知見が＋αで求められます！

②システムエンジニア

システムエンジニアは、その企業が抱えているシステムの設計から開発、保守を担当する職種です。

転職時に必要なスキル

1種類以上のプログラミング言語の知識が必要です。

Web業界ではJavaScriptやPython、Ruby、PHPがメジャーです。これに加えてフレームワークの知識が必要になりますね！

さらに＋αで以下の基礎知識が必要になることが多いです！

• データベース管理システム（MySQL、PostgreSQL等）
• HTMLやCSSのマークアップ言語（Webシステムの場合）

③iOS/Androidエンジニア

iOS/Androidエンジニアは「スマホアプリ」を開発するエンジニアですね！
iPhoneとアンドロイドで開発に必要な技術が異なります。

転職時に必要なスキル

最低でも1種類以上のプログラミング言語とフレームワーク技術が必要になります。

iPhoneアプリを開発する場合はSwift、もしくはObjective-Cのプログラミング言語、Androidアプリの場合はKotlin、Javaのプログラミング言語の基礎知識が必要です。

それぞれのフレームワーク技術の例は次のとおりです。

実は穴場！IT系事務職の将来性について

実はIT系の事務職、「オンライン秘書」として独立したり、副業で稼ぐ道があるのを知っていますか？

フリーランスが増えた現代では、このオンライン秘書の強いニーズが存在するのです…！

例えばしっかりと稼いでるフリーランスや一人社長の場合、「煩雑になりがちな事務作業を効率化したい」という悩みを持っています。

そこでIT企業の事務職として培った以下のスキル、

• スプレッドシート（オンラインのExcel）を活用したデータ・在庫管理
• Googleドキュメント（オンラインのWord）を活用した資料整理術
• SlackやChatWork、Googleフォームを活用した連絡体制の確立

これらが身についていると、フリーランスや個人事業主の「右腕」として大活躍できるんです。

フリーランスの人と繋がる”人脈”がカギになりますが、プログラミングやデザインの勉強で挫折した人でも、IT業界で年収や働き方を広げていくことは十分可能ですよ！

まとめ｜IT転職を後悔しないためのヒント

IT技術は日々進化し、便利なツールやサービスが毎日のように誕生しています。

IT業界は今も成長産業であり、そのニーズは今後さらに増加すると予想される反面、働き手が不足している問題も同時に抱えています。

そのため多くの企業が未経験者を積極的に採用すると共に、教育環境の整備に尽力しています。

独学や職業訓練校でITスキルを身につければ、短期間でIT業界への転職を目指すことも可能です。

理想の年収や働き方を手に入れるまでに時間がかかりますが、ITへの強い興味と好奇心があれば、その下積み期間も他の人よりはるかに短縮されます。

転職を決める前に、ITへの関心や学び続ける意欲があるかどうかをしっかりと見極めることが大切ですね。