このようなお悩みを抱えている人に向けて、国のデータや実際にIT企業で活躍する女性社員をもとに「女性のIT転職」を徹底解説していきます。
こんにちは、あつしです!
20代後半で公務員からIT企業に転職しました。
この記事では僕の周囲で活躍する女性社員の声をもとに、IT転職のリアルな情報をお届けしています!
記事の前半では「女性のIT転職動向」を、後半では「年収事情」「転職に向いている人の特徴」を解説しています。
ご自身がIT転職に向いているかどうか、ぜひ本記事を参考にして将来のキャリアプランを描いてみてくださいね!
IT業界に転職する女性が増加している
「女性の転職」について、近年のトレンドは「IT業界における女性社員のが急増」です。
リクルートエージェント
2013年の女性転職者を1とした場合、2022年には4.24の数値まで増加していることがわかります。
赤色の折れ線グラフに注目すると、異業種からの転職者が特に増加していることがわかります。
未経験の人にも転職のチャンスは広がっていますね!
IT人材の需要は増加の一途をたどる
先程の項目では2013年以後、IT業界の活発な採用活動の様子が伺えました。
さらに経済産業省の試算から、今後も活発な採用活動が引き続き行われることが予想できます。
以下の図はIT人材が今後どのくらい不足するかを経済産業省が数値化したものです。
2030年にはおよそ80万人ものIT人材が不足する状態になると国は推測しています。
したがってIT業界では、今後も経歴や性別、年齢の垣根を越えた採用活動が活発になっていくんです…!
女性IT社員の職種別モデルケース5選
本項目ではIT業界への転職を考えている女性に向けて、僕の身近で活躍する女性社員5名を職種別に紹介します!
①フロントエンドエンジニア(20代女性/Tさん)
同じ部署で働くTさんはフロントエンジニアとして活躍しています。
フロントエンドエンジニアとは、Webサイトやスマホアプリのデザインの部分を設計・開発する人のことです!
元々Tさんは銀行員として働き、20代半ばで未経験からIT企業に転職しました。
転職のためにプログラミングを独学で1年学んだそうですよ!
②バックエンドエンジニア(20代女性/Sさん)
バックエンドエンジニアとして働くSさんは、新卒からIT業界で働いていた人です。
バックエンドエンジニアとは、先ほど紹介したフロントエンドエンジニアとは真逆の「システムの裏側」を作る人のことです。
サーバーサイドエンジニアとも呼ばれていますね!
Sさんは学生時代、プログラミングとは全く関係ない分野を勉強していたそうです。
社会人になってから本格的にITスキルを学び、今では自分が担当する領域以外の仕事も手伝えちゃうシゴデキ+気配りの達人です!
③インフラエンジニア(20代女性/Iさん)
インフラエンジニアを主に担当するIさんは、学生時代からゴリゴリにプログラミングを学んでいた方です。
インフラエンジニアはシステムを動かすための基盤を作る仕事です。具体的にはAWS(Amazon Web Service)やGCP(Google Cloud Platform)と呼ばれる技術があります!
Iさんは元々バックエンドエンジニアとして働いてたそうですが、社内にインフラエンジニアが不足していたため3年目でコンバートしたそうです!
④デザイナー兼エンジニア(30代女性/Gさん)
Gさんは業界経験10年以上のベテランです。
通常IT企業では”分業”が浸透しています。ですがGさんは仕事がデキすぎるので、
- スマホアプリからWebサイトのデザイン制作
- システムの裏側の設計・コーディング
といった全分野を担当できてしまいます。とてもかっこいいですよね…!
なのでGさんは社内の各プロジェクトに引っ張りだこです。エース社員として最前線で活躍されています!
⑤プロジェクトマネージャー(30代女性/Mさん)
この方は別の会社で働く友人の上司になります。
プロジェクトマネージャーという役職で、IT業界ではシステム開発における全体の舵取りをする人を指します。
具体的な仕事内容はプロジェクト全体の管理になります。クライアントへのヒアリングや提案、開発スケジュールや人員配置の管理など、マネジメント業務全般が主な仕事です。
この方は元々エンジニアとして働き、IT業界10年以上の経験を持っています。
本業以外にフリーでプロジェクト管理業務を請け負っているので、友人は「超バリキャリ+シゴデキ」と言っていました!
IT業界ではスキルや実績を重視した評価制度が多いです。
実力が伴えば誰でもキャリアアップを狙うことができますよ!
女性IT社員の年収事情|平均と実態
本項目では世間の平均年収や僕の周囲の年収事情について、「IT業界・女性社員」にフォーカスして紹介します!
IT系で働く女性の平均年収ランキング
【全体】女性の平均年収
dodaの調査「女性の平均年収ランキング 職種別【2023年版】」によると、女性の平均年収は全体で300〜400万円が最も多いことがわかっています。
具体的には年収300万円未満の女性が31.7%、300万~400万円未満が37.0%。合わせて68.7%を占めています。
【IT系】女性の平均年収
同じくdodaの調査で、IT分野における女性社員の平均年収は398万円であることがわかっています。
男性を含む全体の平均年収が452万円なので、女性の年収はやや低い傾向があります。
現状では「性別による収入差が存在している」と言わざるを得ないですね…
業種別にみた女性の平均年収ランキングについて、トップ50にランクインしていたIT職種には以下がありました。
ランク | 職種名 | 平均年収 |
---|---|---|
7位 | プロジェクトマネジャー | 592万円 |
17位 | ITコンサルタント | 526万円 |
21位 | プリセールス(営業部門) | 503万円 |
24位 | データサイエンティスト | 491万円 |
25位 | 研究開発 | 490万円 |
27位 | セキュリティコンサルタント/アナリスト | 483万円 |
31位 | IT戦略/システム企画 | 467万円 |
この表を見ると、IT職種では平均年収以上の収入を狙えることがわかりますね。
特にプロジェクトマネジャーやITコンサルタントの職種はトップクラスの平均年収を誇っています。
このようなキャリアを狙ってIT業界で経験を積むと、高収入を実現できる可能性が高まりますね!
周囲にいる女性社員のリアルな年収事情
実際に僕の転職先での年収事情をお伝えします。
経験と実績によって変わりますが、女性社員の年収はおおよそ実務経験3年以上で500万円〜といった具合です。
僕が入社した会社は実績重視で評価されます。もっと仕事ができる女性社員は年収600万円以上稼いでいるとも聞きますね。
先ほど紹介したプロジェクトマネージャー(30代女性・Mさん)は友人の話によると、「会社以外の収入を合わせると余裕で1,000万円は超えてる」とのことです…!
年収は会社の給与規定によって決まるので、企業間でかなり差があります。
しかし副業を選択肢に入れた場合、スキルが身につけば平均以上の収入を狙うことも可能になりますよ!
IT転職が向いている女性の特徴3選
最後にIT企業への転職を迷っている方に向けて、IT転職が向いている人の特徴を3つ紹介します!
僕の周囲で活躍する女性社員を参考に考えてみました。
1つでも当てはまれば「適正あり」になりますよ!
特徴①論理的に考えるクセがある
「ここはこうだから、ああしたほうが良いよ」と友人や家族にアドバイスする人や、
「あなたは合理的だよね」と周りに言われる人はIT転職にピッタリです。
特にエンジニアは論理的な思考力が非常に求められます。
システム開発の現場では、最終的なゴールから逆算した設計・開発作業が必要です。作業効率をアップさせたりベストな機能や設計を選択するためには論理的思考力が欠かせないんですね。
なので普段から物事の原因を突き止めたり、順序立てて説明できる人はIT業界で大きく活躍できますよ!
特徴②細かい作業が苦痛にならない
ITの仕事は細かい作業が非常に多いです。デザイン面ではミリ単位で”見た目”にこだわったり、システム開発ではプログラムの負荷や膨大なデータの無駄を省くスキルが求められます。
緻密な作業を1つ1つ積み重ねることで、アプリやシステムが完成するんですね。
なのでIT系の各職種は、几帳面さや忍耐力が問われる分野でもあります。
- 地道な作業に没頭してしまう人
- 細やかな気配りができる人
- ついつい細部までこだわっちゃう人
これらに該当する人は素質が十分ありますよ。
サービス開発を通じて、より大きな価値提供が可能になります!
特徴③ITへの興味が強い
IT転職が向いている人の最後の特徴は、ITへの興味が強い人です。
個人的にはこの「興味」が一番重要な要素だと思ってます…!
IT業界のトレンドは日々変わります。新しい技術やツールが日々誕生するため、それらの情報を追うだけでも苦労するんですね。
そんな変化が激しい環境の中、
「なにこれ気になる」
「ちょっと面白そう。試してみよう」
といったITへの興味・関心が強い人は、トレンドを追うことも苦になりません。
新しい情報が自然と身についていき、どんどんレベルアップしていきます。
給料を貰いながら自分の好奇心を満たすことができ、スキルもいち早く身につくので年収も役職もどんどん上がります。
まさに「天職」と言えますよね。
このようにITに強い興味があるだけでも、転職成功の大きな要因になりますよ!
まとめ|女性のIT転職ポイント
- IT業界は女性社員が増加傾向。特に異業種から転職する人が増えている
- IT系で働く女性の平均年収は男性より約50万円低い
- IT業界はスキルや実績で評価されやすいため、性別関係なく高年収を狙える
ITのニーズは今後も増加すると予想されています。
「需要は増え続け、働き手は少ない」といった状況が加速していくので、転職のチャンスは未経験の人にも十分ありますね。
さらに多くの企業で実力主義・成果主義の文化が根付いています。女性でも男性でも、年齢関係なく平等に評価される環境が整っています。
まずはご自身が気になったIT職種のスキルアップを独学で取り組んでみましょう。
その分野の興味・関心が強く生まれたら、「IT転職の適性あり」になりますよ!
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