- 面接官から「医療システムの開発ができる」と言われ入社
- 実際の業務は顧客折衝、ヘルプデスク、資産管理業務
- 入社後は課長から「開発できるわけないじゃん」と一蹴
この記事では、X(旧Twitter)で取材協力いただいたエンジニア(Tさん)の体験談を紹介します。
医療業界の会社で情報システム部に所属し、現在はSESとして働くTさん。前職では思うように業務経験を積めなかったそうです。
そんな状態から、エンジニアとして活躍する現在までの道のり・苦難を、本記事で共有していきます。
Tさんは前職時代、面接官の言葉を信じて入社しましたが、結果的に「1年」という時間を無駄にしてしまいました。
嘘で求職者を釣り上げるような悪質企業側に騙されないためにも、Tさんの体験を最後までご覧ください。
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質問内容
回答内容
Tさんの経歴|医療系企業の情シス→SES企業
こんにちは!まずは簡単に経歴を教えていただけますか?
現在はエンジニア3年目でSESとして働いています。年収は372万円です。前職では医療業界の会社で情報システム部に所属していました。
Tさんは現在、SESエンジニアとして働きながら、その会社で研修担当も勤めています。開発業務に携わる傍らで、未経験者の教育指導をしているそうです。
現在はエンジニアリング業務に尽力するTさんですが、前職ではシステム開発とは程遠い仕事をしていたと話します。
転職のリアル|面接試験で人事に騙された話
前職ではどのような業務を担当していたのでしょうか?
基本的にIT技術に関わることはなく、社内システムの開発を担うSIerとの折衝やシステムの管理、ヘルプデスクや資産管理業務が中心でした。
面接では「社内システムを内製化していく」と言われたのですが、入社後に課長から「そんなことできるわけない」と告げられました。
Tさんは元々エンジニア志望であり、特に医療業界に目をつけて前職の会社に応募したそうです。
面接試験の時には、「これからは社内システムを自社で開発していく」と人事担当者に言われて魅力に感じ、入社を決意。
しかし、実際には開発業務が一切なく、
- 顧客対応
- システム管理
- ヘルプデスク
- 資産管理
といった非ITの仕事がほとんどだったそうです。
社内システムの内製化について課長に聞くと、「そんなことできるわけない」と一蹴。
Tさんが入社前に受けた話は、“全くの事実無根“だったのです。
エンジニア志望者を「嘘」で釣り上げ、入社させるような悪徳企業・採用担当者も中にはいます。
入社を決める際は、そのような甘い言葉に騙されず、
- 投資家向けの資料(IR)
- 決算報告書
といった資料を自分で目を通し、その会社の「経営状態」「将来の展望」をチェックする必要があります。
SESを選んだ理由|Tさんが考えるメリット・デメリット
メリットについて
Tさんは現在SESとして働いていますが、なぜSESを選んだのでしょうか?
SESに決めた理由は、様々な案件や技術に携われるからです。また技術が身につけば単価も上がり、収入も増えていく点に魅力を感じました。
SESは自社開発企業やSIerと比べて、さまざまな技術やプロジェクトに携わることが多いです。さらに客先の評価次第では単価が上がり、結果的に手残りの給料も増えてきます。
「自分のがんばりが報酬に反映されやすい」といった点では、他のIT企業にはない魅力がSESにはありますね。
デメリットについて
Tさんが感じたSESのデメリットはありますか?
長期的に見ると収入が少なくなる可能性ですね。ボーナスや退職金がフルで支給されるケースは少ないですし、待機期間が発生すると社内ニート状態になることがデメリットに感じています。
Tさんが感じたSES企業で働くデメリットは、「長期的な収入」でした。自分のがんばり次第で月収が上がりやすい反面、会社の仕組み上、ボーナスや退職金は比較的少ないとのことです。
フリーランスや派遣社員の色が強いSESエンジニアは、「副業」「資産所得(投資)」といった取り組みで、収入源を分散する努力が必要かもしれません。
まとめ
本記事では、医療業界の社内SEとして入社したものの業務内容に大きなギャップがあり、その後SESエンジニアに転職したTさんの体験談を紹介しました。
Tさんのように、「採用時の説明」と「実際の業務」が乖離しているケースは決して珍しくありません。企業側の説明を鵜呑みにせず、自分でしっかりと情報を集めることが大切ですね。
もし、あなたが今の職場にギャップを感じたら、なるべく早く行動することをおすすめします。
Tさんは「開発ができない」と分かれば、すぐに”転職”という行動を取っていました。
悪徳企業には長居しない。シンプルなルールを忠実に守れば、自分のキャリアも安全なものになるでしょう。
Tさんは「リクナビNEXT」で転職活動していたそうです!
・1日でも早く転職したい
・求人分析が得意
このような人は、転職エージェントよりも転職サイトがおすすめだとTさんは話していました!
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