- 情報系卒だがコロナ禍で就活なし
- 前職は倉庫系派遣社員で肉体労働+年収200万円未満
- インフラ系資格なしで案件アサイン
- 派遣は夜勤・残業・案件ガチャがない点でメリット
この記事では、X(旧Twitter)で取材協力いただいたエンジニアの体験談(Wさん)を紹介します。
今回お話を伺ったのは、元々倉庫系の派遣社員として働いていたWさん。インフラエンジニアに転身するまでの道のりや派遣社員の経験を共有します。
Wさんは未経験から、あえて”派遣”という立場でキャリアを積んでいます。その理由をぜひチェックしてくださいね!
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質問内容
回答内容
経歴|倉庫系フリーターからインフラエンジニアへ
こんにちは!まずは経歴を教えて下さい。
派遣社員として、インフラエンジニアをしています。具体的には官公庁でオンプレのサーバー保守に携わり、1年目の現在は年収は340万円になります。
前職は倉庫系の派遣社員をしていました。
Wさんは派遣社員として、官公庁でオンプレのサーバー保守に携わっているそうです。学生時代は情報系の専門学校に通っていたそうで、当時取得した情報セキュリティマネジメント資格のみを所持した状態で現在の仕事に就いています。
インフラエンジニアになる前は、倉庫系の派遣社員をしていたそうです。肉体労働で年収200万円未満という厳しい状況から「奴隷」と感じていたそうです。
あえて派遣社員で働く理由|夜勤・案件ガチャの有無
20代の若さなら正社員の道もあったと思います。なぜ派遣社員を選んだのでしょうか?
未経験から下手に正社員を狙えば、夜勤や残業が多くなり、年収も低くなる可能性が高いと感じたからです。それに派遣社員なら自分が希望する案件を選べると思いました。
Wさんは正社員ではなく、あえて派遣社員を選んだとのこと。理由は「夜勤や残業を避けたかった」「自分で案件を選べる」ことだと言います。
過去の取材では強引に非IT案件を任される正社員もいたため、案件を自分で選べる環境があればキャリアの安定にもつながります。
エンジニアは技術職なので、年収アップ・キャリアアップにはスキルと実務経験が不可欠。未経験からいきなり夜勤や長時間労働を求められたり、自分が望む案件を選べないのはデメリットといえるでしょう。
実際に派遣社員として、年収アップもキャリアアップも叶えている成功事例もあります。未経験から実績を作りたい人は「派遣社員」が一つの選択肢になるかもしれませんね。
Wさんが感じた派遣社員のデメリット|資格関連の福利厚生
Wさんが実際に感じた派遣社員のデメリットはありますか?
資格の受験料が全額実費になることですね。正社員ではないので福利厚生としての資格取得制度を活用できません。
未経験にとってメリットも多い派遣社員。その中でWさんが感じた最大のデメリットは、資格取得にかかる費用が全額自己負担になる点でした。
特にインフラエンジニアは、キャリアアップや案件獲得時には「資格」が重要です。しかし派遣社員となれば、会社が資格取得をサポートしてくれないため、高額なベンダー資格を自費で賄う必要があります。
シスコの認定試験でいえば、受験費用は4〜5万円です。たった1度の受験でこの金額を支払うのは、いくら自己投資とは言え躊躇してしまいますよね。
その他の交通費や住居手当といった「福利厚生」考えたときには、正社員の方が経済的なメリットが大きいといえるでしょう。
未経験者はLinux系とCCNAの取得がおすすめ
最後にインフラエンジニアを目指している未経験者に向けて、おすすめの資格などがあれば教えて下さい。
未経験者におすすめの資格は、Linux系やCCNA*です。インフラエンジニアとして転職活動をしていて、この2つが特に重要だと感じました。
未経験者がインフラエンジニアとしてキャリアをスタートさせるなら、Linux系とCCNAの資格が役立つとWさんは言います。インフラエンジニアとしての基礎スキルの証明になるこれらの資格は、転職や就職時で有利に働くとのこと。
加えてWさんは「資格以外で特に重要なことはない」と助言し、ネットの情報を漁りすぎず、1日でも早く資格勉強を始めることをおすすめしています。
まとめ
この記事では、元倉庫系フリーターから派遣インフラエンジニアとして働くWさんの体験を紹介しました。
Wさんが感じた派遣社員のメリットとして、
- 夜勤や残業が少ない
- 自分で案件を選べる
という点がありました。
残業が減ればプライベートの時間を確保しやすくなります。その時間を資格取得やスキルアップに充てれば、資格が物を言う「駆け出しインフラエンジニア」にとって非常に大きなメリットですね。
オンプレの実務経験とAWS資格を活かしてキャリアアップするインフラエンジニアも最近は多いです。
収入や雇用が不安定という「派遣社員のリスク」を受け入れられる人は、”派遣社員”がキャリアアップの最短ルートかもしれません。
現在、X(旧Twitter)でIT業界の転職体験談を募集しています。
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