IT派遣はやめとけ?現役エンジニアのリアルな声【向いている人の特徴】

本記事では、これまでに取材してきた現役エンジニアたちリアルな体験談をもとに執筆・解説していきます!

現役エンジニアたちのリアルな体験談

IT派遣を考えたとき、「やめとけ」というネットの声に不安に感じたり、実際にどんな働き方になるのか心配なる人も多いと思います。

実際に派遣エンジニアから率直な意見が聞ければ、自分に合った働き方が見つかるはず。

そこで本記事では、これまでに取材してきた派遣エンジニアたちのリアルな体験談をまとめて、

「IT派遣のメリット・デメリット」
「向いている人・向いていない人の特徴」
「おすすめキャリアプラン」

これら”IT派遣のキャリア“を完全解説していきます!

あつし

IT派遣にはメリットとデメリットどちらも存在します。これらの良し悪しは”個人差”でも大きく変わってくるので、自分に合った選択をすることが大切です。
後悔のない選択をするためにも、本記事をぜひ最後までチェックしてくださいね!

目次 [タップして移動]

ぶっちゃけ、IT派遣はおすすめ?

現役エンジニアたちの話を聞く限り、「IT派遣は全員におすすめできない」という結論になります。

IT派遣はどうしてもフリーランス色が強くなります。特に非正規社員の派遣エンジニアとなれば、「収入が途絶えるリスク」「福利厚生の手薄さ」に自分で備えながらキャリアップを狙わなければなりません。

しかしながらIT派遣には、仕事の成果が報酬に反映されやすかったり、自分に合った働き方を選べる側面もあります。

IT派遣は万人向けではないが、強烈にマッチする人もいる。

あなたにIT派遣が向いているのかどうか、本記事で詳しく解説していきますね。

IT派遣はやめとけと言われる一般的な理由

この項目では、他のWebサイトで取り上げられいてる「IT派遣やめとけと言われる理由」を詳しく見ていきます。

(過去に取材した派遣エンジニアたちのリアルな声は、次の章で紹介します!)

①いつ派遣切りになるかわからない

IT派遣は正社員と比べて、雇用が不安定と言われます。

派遣となれば全ての働き方はクライアントに委ねられ、契約の途中で打ち切られた場合は、突然「無収入」となる可能性もあります。

しかし、IT企業の人材派遣部門に所属するエンジニアの中には、案件に配属されていない時期も「満額の給料」を受け取る人もいます。

派遣切りとなった際、無収入になるかどかは「雇用関係次第」といえますね。

②経験を積みにくい

IT派遣は経験が備わりづらいとよく言われますが、これは一理あります。

案件を探している最中の「待機期間」には実務経験が備わりませんし、どんなスキルが身につくかどうかは「案件次第」といえます。

働き方が派遣と似ている「SES」も同じ条件といえるでしょう。自分で案件を選び、戦略的にスキルアップが図れる環境に身を置きたいですね。

派遣とSESの違いはコチラで解説!

③収入の振れ幅が大きい

派遣には「契約期間」があり、特に非正規社員の派遣エンジニアは収入が不安定な特徴があります。

自分の”仕事ぶり”が評価されれば契約更新もありえますが、正社員のように長期的に収入を安定させることは難しいです。

中には正社員として働いているにも関わらず、待機期間は無給・収入ゼロとなるブラックIT企業もあるので気をつけたいところです……

④残業が多い

「IT派遣は残業が多い」とよく言われますが、正直なところSIerやSESもさほど変わりません。

残業時間が変わらないどころか、むしろ少なくなるケースもありえます。「派遣だから仕事の責任が少ない。なので心置きなく定時で帰れる。」という派遣社員もいますので。

残業の有無や深刻さは、派遣先の労働環境と「人(マインド)」で変わってきますね。

⑤給料が安い

IT派遣は「給料が安い」と言われがちですが、これは人によるところが大きいです。

特に非正規社員の派遣だと時給制になることが多く、駆け出しの時期には正社員より手取り月収が増える傾向があります。

3年以内の推定年収

項目正社員派遣
給与形態固定給時給(~2,000円)
推定年収300万円前後336万円(1日7時間×20日)

時給2,000円は誰でも到達可能です。正社員なら場合によって残業や夜勤が発生しますが、派遣ならそのリスクも少なくなるでしょう。

1日7時間労働で、ひと月20日勤務。残業なしの土日休みで年収336万円は、正社員の駆け出しエンジニアより好条件といえるかもしれません。

実際にIT派遣として働くエンジニアたちの声

この項目では、過去にインタビューしたIT派遣エンジニアたちのリアルな声を紹介します。

実際の体験談から、IT派遣の良し悪しを具体的に見ていきましょう。

【現役エンジニア達のリアルな声】

  • ネガティブな声5選
    • エンジニアとしての経験が積めない
    • 待機期間が不安
    • 給料が安い
    • ブラック労働になった
    • 資格取得費用が痛い
  • ポジティブな声6選
    • 年収が増えた
    • SESのように案件ガチャがないのが良い
    • 夜勤を避けられる
    • 業務内容も正社員と変わらない
    • 正社員IT派遣なら待機中も給料が支払われる
    • 仕事の責任が軽い

ネガティブな声5選

「エンジニアとしての経験が積めない」

現役エンジニア

ITエンジニアとして採用されたのに、パソコンすら触れない日々が続いていた

IT派遣で働くエンジニアの中には、実務経験が積めないケースが少なくありません。

人材派遣やSES事業を展開するIT企業の中には、未経験者を大量に採用し、非IT系の案件に従事させる事例もあります。特にSES企業で目立っている印象です。

スキルの成長が見込めない可能性が、IT派遣にはつきものてす。

「待機期間が不安」

現役エンジニア

半年〜1年も待機期間が続いた

プロジェクトが終了したり、「そもそもで紹介できる案件がない」といった状況になれば待機期間に突入します。

この待機期間ではスキルアップできず、収入面にも不安が出てきます。

中には1年もの待機を経験したエンジニアもいることから、特に未経験や微経験エンジニアは、キャリアの停滞や収入の不安がつきまといます。

「給料が安い」

現役エンジニア

正社員なのに手取りが低すぎて生活が厳しい

特に未経験でIT派遣を始めた場合、年収200万円台から抜け出せないことが多いです。

正社員の派遣エンジニアやSESエンジニアは、社内規定の給与制度に従わなければなりません。思うように実務経験が積めないと年収が低く停滞してしまうのです。

中にはエンジニアとして3年目を迎えたにも関わらず、年収は270万円と伸び悩む人もいます…。

「ブラック労働になった」

現役エンジニア

倒産寸前の派遣先で無理やり非エンジニア業務をさせられた

偽装請負を受けたフォロワーさんのケース
偽装請負を受けたフォロワーさんのケース(7年目電気系エンジニア)

労働環境は常駐先のクライアントに委ねられるのが派遣エンジニアの常。

運悪くブラックな現場に配属されると、理不尽な業務や過酷な労働環境に耐える必要があり、安定した環境が保証されないこともあります。

「資格取得費用が痛い」

現役エンジニア

資格試験が高すぎて受けるのが怖い

非正規のIT派遣では、資格の取得費用が自己負担になることが多く、1回の試験で1〜5万円かかることも。

特に資格がスキルアップに直結するインフラエンジニアは負担が大きくなりがちです。福利厚生の有無がキャリア形成に影響を与えることも出てくるでしょう。

ポジティブな声6選

「年収が増えた」

現役エンジニア

派遣社員で年収600万円達成しました!

未経験出身の派遣エンジニアでもスキルマッチさえすれば、希望する案件を獲得できるチャンスがあります。

この方はオンプレからAWSエンジニアに転身して、高単価案件を獲得した成功例です。

自分のキャリアプランを明確にして、戦略的にスキルアップや案件獲得を図れば、非正規社員でも年収アップを実現することができますね!

「SESのように案件ガチャがないのが良い」

現役エンジニア

派遣なら案件ベースで仕事を選べるので、SESより魅力があります。

非正規社員のIT派遣なら自分で案件を選ぶことができます。SESだと紹介した案件に参画するよう、上司や営業に強く勧められることもあります。

(*SESと派遣の違いを確認したい人はコチラの記事をチェック!)

正社員なら取引先(常駐先)との”関係性”も維持しなければなりませんが、非正規社員ならばそれも気にしなくて済みます。

夜勤を避けられる

現役エンジニア

派遣から始めると夜勤を避けられるのでおすすめです。

夜勤が少ないことをメリットに感じている派遣エンジニアもいます。

会社側で夜勤や残業が必要だと判断すれば、まずは正社員から依頼するのが基本ですからね。

派遣エンジニアのリアルな声を聞くと、「実は派遣社員の方が、ワークライフバランスが充実しやすい」といった特徴が見え隠れしますね!

「業務内容も正社員と変わらない」

現役エンジニア

業務内容は派遣と正社員でほぼ変わらないです。

一般的な派遣社員だとヘルプデスクや雑用を任されるイメージがありますが、人手不足なエンジニア業界では、正社員と派遣社員で「業務内容身」「身につくスキル」に大きな差は生まれなさそうですね。

夜勤や残業も少なく、正社員と同様のエンジニアリング業務ができる点はかなり魅力的です…!

「正社員IT派遣なら待機中も給料が支払われる」

現役エンジニア

IT企業の人材派遣事業部に所属していますが、現職は定期的に社内ニート期間があります。

IT企業の中には人材派遣事業を持つ会社もあります。待機期間中でも給料を満額で受け取ることができ、文字通りの”社内ニート”を満喫できちゃったりします。

その期間はスキルや実績が身につかないデメリットもありますが、エンジニアとして「ゆるきゃり」を目指す人はIT派遣が向いているかもしれませんね!

「仕事の責任が軽い」

現役エンジニア

派遣は仕事の責任が軽い点で私に合っていると感じます。

派遣エンジニアの中には、「仕事の責任」が少ない点を気に入っているエンジニアもいます。

  • 職場ではドライな人間関係を望んでいる
  • 大きなプレッシャーを感じる仕事はなるべく避けたい

このような人は、IT派遣で伸び伸び働くことができるかもしれませんね!

IT派遣エンジニアのメリット

この項目では、現役で派遣エンジニアのリアルな声をもとに「IT派遣エンジニアのメリット」を紹介します。

メリット① 多様な現場で経験が積める

IT派遣1つめのメリットは、さまざまな技術や案件に携われることです。

実際にインフラの領域で年収600万円を達成した派遣エンジニアは、オンプレからクラウドまで多様な現場経験を積んでいました。

「いろんな技術に触れたい」という理由で、社内SEから客先常駐型のSES企業に転職したエンジニアも中にはいます。

このようにIT派遣やSESの働き方は、さまざまな技術や案件に関わることが可能。幅広いスキルや業務経験を積むことができます。

メリット②柔軟な働き方ができる

IT派遣2つめのメリットは、柔軟な働き方ができることです。

IT派遣の働き方は、クライアントによってリモートワークが可能だったり、自分が希望する働き方に応じて案件を選ぶことができます。

中には夜勤をしなくてもいいことに魅力を感じて派遣エンジニアを選んだり引っ越しや生活の変化に合わせて派遣先が選べる人もいました。

自由な勤務スタイルを求める人にとって、IT派遣は魅力的な選択肢となります。

メリット③未経験でも挑戦しやすい

IT派遣3つめのメリットは、未経験でも挑戦しやすい点です。

特にSES企業は未経験者の採用活動が活発です。ITスキルが全くない人が社内研修で基礎を固めて、先輩と一緒に常駐先でエンジニアリング業務を行う会社も珍しくありません。

▼参考

一方で未経験から客先常駐エンジニアに転職した人の中には、全くパソコンに触れない案件にアサインされたり、3年間働いて年収で全く伸びなかったエンジニアもいます。

(詳しくは次の項目で紹介します)

未経験からIT派遣・SES企業への転職は、「当たりハズレが大きい」というのが現実だといえます。

IT派遣エンジニアのデメリット

どんなことにもメリットがあれば、必ずデメリットも存在します。

本項目では、現役で派遣エンジニアの体験談に基づく「IT派遣エンジニアのデメリット」を3つ紹介していきます。

デメリット①スキルが偏りやすい(収入で伸び悩む)

IT派遣1つめのデメリットは、身につくスキルが偏る点です。

派遣エンジニアとなれば、身につくスキルや業務経験は「案件次第」となります。自分が備えたいスキルや技術に必ず携われるとは限らないんですね。

中にはただ経験年数だけ増えて、市場価値が上がらずに転職活動で苦渋を味わうエンジニアも。

このように自分で案件を選べなかったり、需要が多いスキルを磨けない状態が続けば、10年、20年経っても年収アップ・キャリアアップが叶わなくなってしまいます。

デメリット②労働環境は常駐先に委ねられる

IT派遣2つめのデメリットは労働環境です。

派遣エンジニアとなれば、常駐先クライアントによって職場環境が大きく変わってきます。初めからブラックな労働を強いられることもあれば、クライアントの経営状態が悪くなって労働環境が一変するケースも。

一度ホワイトな職場に派遣されたとしても、契約を継続してもらえる保証はありません。先ほど紹介した「柔軟な働き方ができる」というメリットの裏返しといえますね。

デメリット③収入が不安定になりがち

IT派遣3つめのデメリットは収入の不安定さです。

非正規社員となれば、次の案件に配属される「待機期間」では収入が途絶えます。福利厚生が手薄な場合も多く、資格取得や書籍購入といった”自己投資”で生活が圧迫されやすいです。

派遣社員の道を選ぶのであれば、一定期間の生活費を確保したり、”正社員成り”を意識して働くことが重要です。

あつし

IT派遣でのキャリアをより安全する方法は以下の記事で解説しています。合わせてチェックしてみてください!

IT派遣エンジニアが向いている人の特徴

「派遣エンジニア」として成功する人には、いったいどんな特徴があるのでしょうか?

本項目では、これまで紹介してきた現役エンジニアの体験談や、IT派遣のメリット・デメリットを踏まえながら、「派遣エンジニアが向いている人の特徴」を3つ紹介します。

IT派遣エンジニアが向いている人
①スキルアップ・キャリアアップのためなら主体的に動ける

IT派遣エンジニアが向いている人、1つめの特徴は「主体性」です。

派遣エンジニア最大の魅力は、自分で案件を選べること。特に非正規社員となれば、

  • 希望するスキルが身につかない案件
  • 夜勤や残業が必要になる案件
  • ブラック労働の案件

このような「意図しない案件」に遭遇した時には、自分の意思で案件を離脱することもできます。

収入や雇用が不安定になるデメリットを受け入れて、積極的に案件獲得やスキルアップに取り組める人は、正社員SIer・SESよりも早く年収アップ・キャリアアップが実現できるでしょう。

あつし

特に「非正規社員のIT派遣」がおすすめですね!

IT派遣エンジニアが向いている人
②キャリアの序盤から収入を増やしたい

キャリアの序盤、駆け出し時期から収入を増やしたい人は、IT派遣が向いていると言えます。

基本的にSIerや自社開発企業では、チームごと・部署ごとに業務を行います。

その結果、どれだけ仕事を頑張っても「個人の成果」が見えづらく、給与規程は「経験年数ベース」。仕事の成果が収入に反映されづらい特徴があるんですね。

一方で客先に常駐するSES・派遣エンジニアは、案件ごとに報酬が決められていたり、客先単価が上がれば自分の手取り月収も増えるケースが多いです。

福利厚生や賞与面が手薄になるデメリットもありますが、「駆け出し時期」という短期でみれば、社内SEよりもIT派遣・SESの方が収入を増やしやすい特徴があります。

したがって、キャリアの序盤から年収を上げていきたい人は、IT派遣が向いていると言えますね!

あつし

ただし人材派遣やSES企業の中にも、給与規定が成果報酬でないケースがあります。
正社員として働く場合は、その会社側の給与規定を必ずチェックしましょう!

IT派遣エンジニアが向いている人
③職場と深い関わりを持ちたくない

  • 仕事で責任を感じたくない
  • 職場の人たちと深く関わりたくない

このような考え方・価値観がある人は、IT派遣が向いていると言えます。

実際にIT派遣で働くエンジニアからは、「仕事の責任をあまり感じなくていい」「職場の人間関係が心地良い」といった声が上がっていました。

仕事の”やりがい”なんてそこそこでいい。職場の人と飲みに出たり、プライベートを一緒に過ごすのは好きじゃない、といった人には「派遣」がおすすめですね。

プロジェクトや職場の人間関係とは適度な距離感を保ち、ワークライフバランスに専念したい人に向いていると言えます。

IT派遣エンジニアが向いていない人の特徴

この項目では、IT派遣を選ぶことでキャリアが停滞してしまう「派遣エンジニアに向いていない人」の特徴を3つご紹介します。

IT派遣エンジニアが向かない人
①貯金に余裕がない

「IT派遣が向いていない人」1つめの特徴は、貯金に余裕がない人です。

IT派遣で働く場合、待機期間中は収入が途絶えることがあり、正社員だとしても未経験なら「年収200万円台」で停滞するリスクがあります。

一方でSIerや自社開発企業に入社した人は、1年目から年収300万円以上貰っている人が多いです。

未経験から客先常駐のエンジニアとして働く人の中には、貯金を切り崩しながら生活する人もいます。貯金がないと、IT派遣で安心してキャリアアップを目指すのは難しくなってしまいますね。

IT派遣エンジニアが向かない人
②1つの分野を極めたい

「IT派遣が向いていない人」2つめの特徴は、1つの分野を極めたい人です。

派遣エンジニアの特徴には、「身につくスキル」「備わる経験」が案件ごとに変わる点がありましたね。

エンジニアとしてさまざまな経験を積むことができますが、広く浅い知識が身についたり、身につくスキルが偏ってしまうデメリットもあります。

前の案件ではアプリ開発できたのに、次の案件はサーバー保守だ…という可能性もありますからね。

「自分の好きな技術を深く学びたい」
「特定の領域でエキスパートを目指している」

このような考えを持っている人は派遣やSESとして働くより、スキルマッチした会社で「社内SE」として働いた方が100%確実になりますね。

IT派遣エンジニアが向かない人
③早期キャリアップより安定収入を求める人

「IT派遣が向いていない人」3つめの特徴は、安定収入を求める人です。

派遣事業を行うIT企業やSES企業では、エンジニアの給与は「客先単価」を基準に決められているケースが多いです。

個人の裁量権が増えるので、仕事の頑張りが報酬に反映されやすいんですね。

一方で客先や案件が変更になれば、収入も同時に変動します。「正社員として安定収入を得たい」と考える人はIT派遣は不向きです。

このような人は、給料に安定性があるSIerや自社開発企業で働く「社内SE」を目指した方が、理想の働き方に近づけますね!

一番おすすめのキャリアプランは大手SIer

僕が最もおすすめのキャリアプランは「大手SIerで働くこと」です。

その理由は、「上流から下流まで、開発全体の工程を経験できるから」となります。

大手SIerでは、システムの企画・要件定義といった上流工程から、設計、開発、テスト、保守などの下流工程まで、すべてのフェーズに携わるチャンスがあります。

実際に1年目でSIerを経験し、その後年収アップを実現したエンジニアは複数います。

参考記事

一方でIT派遣やSESの場合、担当できる工程は上流、もしくは下流のみで案件次第。「運」の要素が非常に大きくなるのです。

実際にSESエンジニアとして、キャリアの序盤から上流から下流に携わった人もいますが、「運がよかっただけ」と話しています。

エンジニアのキャリアを”運まかせ”にしないためには、システムの全行程に携われるチャンスが多い『大手SIer』で働くと確実です…!

未経験者はIT派遣おすすめ?

IT派遣やSES企業は未経験者の採用率が高い傾向があり、有力な選択肢となります。

ですが、エンジニアのキャリアがより安全になる「大手SIer」をやはり狙いたいところです。

これまでお伝えしてきたように、未経験から客先常駐エンジニアに転職した人の中には、

  • 年収が200万円で停滞する
  • 非IT業界の案件にアサインされる
  • 待機中は給料カットで福利厚生は手薄

このような「ブラック企業」で疲弊してしまう人が後を絶ちません。

非正規社員のエンジニアなら自分で案件を選べますが、未経験からだと収入が不安定な中でスキルアップに務めなければならず、ハードモードになりがちです。

したがって未経験者も他のエンジニアと同様に、『大手SIer』がもっとも確実な転職先候補になります…!

あつし

焦ってSESやIT派遣に飛び込むよりも、「未経験のうちにしっかりとキャリアの土台を作り、大手企業への転職を狙う」という戦略を取った方が、結果的に早く年収アップ・キャリアアップが実現します。
未経験転職が成功したおすすめ記事を下記で紹介するので、ぜひチェックして見てくださいね!

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